ボロブドウール寺院遺跡群 Archaeological site of Borobudur temple パオン寺院 寺院到着 Candi Pawon 青山貞一 Teiichi Aoyama 池田こみち Komichi Ikeda 掲載月日:2017年1月31日 独立系メディア E−wave Tokyo 無断転載禁 |
||||||||||||
◆パオン寺院遺跡 ボロブドゥールとムンドゥッ寺院を結ぶ直線の中間地点にパオン寺院があります。一直線に並ぶその位置から、この一帯がこれらを含む多数の寺院群で構成された巨大な仏教複合構造物ではなかったのかという推測も持たれています。 出典:Wikipedia 以下はパオン寺院の解説です。出典は主に英文版・インドネシア版のWikipediaです。 ◆パオン寺院 パオン寺院は、インドネシア中央ジャワに残る仏教寺院です。 ボロブドゥールから北に1.75km、ムンドゥ寺院から南西に1.15kmに位置しています。パオンは、他の二つの寺院を繋ぐ寺院であり、これらはいずれもサイレンドラ王朝(8世紀〜9世紀)に掛けて建設されました。 建物に施された彫刻や建物の様式を詳細に調べるとボロブドゥールよりやや古い時代の寺院であることが分かります。 三つの寺院は一直線上に配置されており、そこには、この三つの寺院をつなぐ象徴的な意味が込められています。 「ムンドゥ寺院とボロブドゥール寺院の間にパオン寺院があります。ジャワ寺院建築の至宝の一つです。おそらく、この寺院は、ボロブドゥールに上っていく前に心を清めるためにのお寺と位置づけられていたと思われます。」 この仏教寺院の元々の名前は定かではありません。パオンとはジャワ語で「台所」を意味する言葉で、語源は アウ(awu)或いはチリ(dust)などから来ています。 「塵(dust)」という言葉との繋がりは、おそらくこの寺院は王の墓あるいは、葬儀を行う寺として建てられたのではと考えられます。 しかし、実際に誰がこの寺に葬られたのかについては定かではありません。地元の人々はこの寺を村の名前である「バジラナラン(Bajranalan)」と呼んでいます。バジラナランはサンスクリット語のヴァジラ(Vajra:雷あるいはまた仏教儀式の道具)そしてAnala(火、炎)を意味しています。 現代では、五月あるいは六月の満月の間に、インドネシアの仏教徒がムンドゥからパオンを抜けてボロブドゥールまで歩くヴェサック(Vesak)の年中行事(儀式)を見ることができます。 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix 9900 2016-11-19 撮影:池田こみち Nikon Coolpix 9900 2016-11-19 下をクリックしマウスでグルーと回せば、パオン寺院とその周辺が見れます。 ◆パオン寺院を含め360度のパノラマが見れます! 出典:グーグルストリートビュー ◆パオン寺院の後部を含め360度のパノラマが見れます! 出典:グーグルストリートビュー 撮影:池田こみち Nikon Coolpix 9900 2016-11-19 なお、以下は1929年にパオン寺院の写真です。現在の寺院とほとんど変わらない外観です。 Source: English Wikipedia つづく |