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Super DUST(P)とは
建設工事、トンネル掘削工事による降下ばいじん・粉じん影響予測・評価を標準モデルを用いた膨大な量の計算を簡単に行えます。
基準降下ばいじん量、拡散係数、ユニット数、平均月間工事日数等および季節の気象条件(風向出現頻度、平均風速)等を考慮します。
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予測モデルの概要
■道路環境影響評価の技術手法(平成24年度版)
- 道路事業の環境アセスメントのためのマニュアルで、工事による降下ばいじん予測モデルも示されています。
- 建設機械の稼働に伴って生じ、空気中に浮遊する「浮遊粉じん」と地表面に降下し体積する「降下ばいじん」のうち「降下ばいじん」を対象とした予測手法が示されています。
- この理由として、建設機械の稼働による「降下ばいじん量」の評価の「参考値」の参考とされたスパイクタイヤ粉じんにおける地域の指標(20t/ku/月)以下であれば、「浮遊粉じん」の不快感の「目安」(0.6mg/m3)を大きく下回るためと、説明されています。
- 予測式自体は比較的シンプルで計算も容易にみえますが、工事範囲等を多くの点発生源に分割して計算する必要があるため、手計算が困難なモデルです。
■予測対象時間
- 季節毎の気象条件を考慮し月あたりの降下ばいじん量を4季節(春・夏・秋・冬)について予測します。
- 作業が行われる時間帯を考慮するために、気象データの集計の際に稼働時間を指定できます。
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降下ばいじん予測で考慮される要素
■発生源
- 建設工事
- ユニット(作業単位を考慮した建設機械の組み合わせ=建設作業)が一様に移動する範囲を面発生源(多角形)として作成します。
- ユニットの選定の考え方、ユニット数の算定方法の例、ユニットの設定範囲の仕方等は、「道路環境影響評価の技術手法」で詳しく説明されていますので、これを参考としてユニットの範囲、ユニット数等を作成してください。
- 多角形を分割した点源が自動的に作成され、全ての点源からの影響が積分されます。
- 点源からの計算ではユニットあたり、面積あたりの基準降下ばいじん量、拡散係数、平均月間工事日数が考慮され、積分することで全体からの影響が計算されます。
- 一部のユニットでは降下ばいじん量が少なく距離減衰がみられないため基準降下ばいじん量、拡散係数が示されず、ユニット近傍での降下ばいじん量が示されています。
- トンネル坑口
- トンネル坑口を線発生源(線分)として作成します。
- 線分を分割した点源が自動的に作成され、全ての点源からの影響が積分されます。
- 点源からの計算ではユニットあたり、坑口径の長さあたりの基準降下ばいじん量、拡散係数、平均月間工事日数が考慮され、積分することで全体からの影響が計算されます。
■気象データ
- 計算では風向、風速が用いられます。
- これらの観測値(1時間値、10分値)をテキストデータ、CSVファイル等から読み込み、4季節(春・夏・秋・冬)それぞれについて集計した気象データファイルが予測に用いられます。
- 観測値を集計する対象時刻を建設工事稼働時間帯のみにできます。
- 観測値は気象庁のサイトからアメダスのデータをCSVファイルとしてダウンロードしたものを直接読み込むこともできます。
- 気象条件は季節別に風向別(16風向)の出現頻度と平均風速が集計されます。
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便利な諸機能
以下は Super DUST(P)特有の機能です。他に共通仕様に示すものがあります。
■基準降下ばいじん量データベース
- 道路環境影響評価の技術手法掲載データが登録されておりクリックで設定できます。
- 変更、追加、検索、CSVファイル入出力できます。
- 将来、「道路環境影響評価の技術手法」が改訂され、データが追加された場合には追加データを掲載いたします。
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データベース |
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予測結果表示
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■お問い合わせ先■
株式会社 環境総合研究所
〒152-0033 東京都目黒区大岡山1-31-9-401 TEL 03-6421-4610 FAX 03-6421-4611
連絡先メールアドレス:office@eritokyo.jp(担当:鷹取)
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