毎日新聞社
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2011年6月12日 毎日新聞社「開かれた新聞」委員会委員 柳田邦男様、玉木明様、吉永みち子様、田島泰彦様 毎日新聞社「開かれた新聞」委員会事務局長 ファクス03・3212・0825 突然のファクスで失礼します。私は今年4月まで千葉県議会議員を2期務めていた吉川ひろし(洋)と申します。 3月8日午前にあったとされる道路交通法違反容疑(信号無視)で5月31日に逮捕されました。(詳細は別紙参照) 6月1日の主要新聞各紙の千葉版に載った記事は警察情報だけに依存した記事ばかりでした。そこで、留置場から出所後の6月6日に柏記者クラブで記者会見をおこない、私の身の潔白を訴えましたが、朝日、読売、東京、千葉日報は、私の訴えを6月7日の千葉版に掲載していただきましたが、毎日新聞だけは、6月1日の吉川(前千葉県議)逮捕という警察に基づいた報道だけで、私の反論を無視して、現在に至っています。 報道被害という言葉は知っていましたが、自分にこのような被害がおよび、あらためて恐怖を覚えるものです。 貴紙は 〈原付きバイクで信号無視、出頭要請応じず 容疑で柏の前県議逮捕〉(中西啓介記者)との見出しで、次のように書いています。【2011.06.01 地方版/千葉 21頁 (全404字) 】 [原付きバイクで信号無視し、度重なる出頭要請にも応じなかったとして、柏署は31日、柏市高田、前県議、吉川洋容疑者(61)を道交法違反(信号無視)容疑で逮捕した。 容疑は、県議在職中だった今年3月8日午前9時35分ごろ、柏市松ケ崎の市道で原付きバイクを運転中、赤信号を無視して交差点を進行したとしている。 同署によると、吉川容疑者は信号無視の直後、パトロール中の署員に呼び止められたが「違反はしていない。今は急いでいる。選挙妨害だ。責任を取れ」などと言い残し走り去った。同日昼ごろ、署に出頭したが「違反してないのになぜ調書を取られなくてはいけない」などと抗議。容疑を否認する調書の作成にも応じなかった。その後も電話や郵便など計8回の出頭要請にも応じなかったという。 吉川容疑者は4月の県議選で落選。捜査関係者は「6000円の反則金を払えば済むことで、こうした対応をすることは不思議だ」と話している。【中西啓介】 ] 微罪なのだから認めろという趣旨のコメントをした「捜査関係者」は名前を出すべきではないでしょうか。書かれた側の私は細かな住所まで出ています。 以下、質問です。 1. 私は5月31日に逮捕されて柏警察に留置されましたが、接見禁止ではありませんでした。記事を書いた中西記者は、何故、私や私の弁護士に取材をおこなわなかったのでしょうか? 2、他紙が、6月6日の柏記者クラブでの私の訴えを一応、報道しましたが毎日新聞だけは報道しませんでした。何故でしょうか? 3.私は、報道被害のために名誉を傷つけられ、読者からは疑念を抱かれ社会的信用が失墜しました。私の近所には娘夫婦が生活しており、とりわけ孫はすぐ近くの幼稚園に入園したばかりです。家族一同の心が大変に傷つきました。そこで、伺いますが、今回の報道のあり方は公平と考えますか? 4.本件に関して、私に個別取材する考えはありますか? 5.今後の本件に関する報道姿勢を示してください。 以上の5点につきまして、大変お忙しいところ、すみませんが2011年6月末日までにご回答を下さい。 どうぞよろしく願いします。 吉川 洋(ひろし) 千葉県柏市高田754−24 電話・FAX04−7144−0073 携帯 090−4176−5421 メールh-yosikawa@jcom.home.ne.jp 別紙:吉川ひろし(前・千葉県議)逮捕の事件について(1枚) |