28日付の英紙インデペンデントは、イスラエル軍が今年夏に行ったレバノン空爆で、ウランを原料とする新型爆弾を使用した可能性があると報じた。
同紙によると、欧州議会の環境保護派の主導で設置された「欧州放射線リスク委員会(ECRR)」が、レバノン南部ヒアムなど2か所の爆撃現場から採取した土壌を調べたところ、放射能が検知され、ウランが含まれていたのが確認された。組成分析の結果、濃縮ウランと見られる。
同委員会関係者の初期報告は、劣化ウランの代わりに濃縮ウランを使った地中貫通型爆弾などの可能性を指摘している。
(2006年10月29日0時9分
読売新聞)