沖縄旅行記 渡嘉敷島(慶良間諸島国立公園) 鷹取敦 掲載月日:2014年8月14日
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2014年8月の休暇中、沖縄を訪れた際、2日目に日帰りでフェリーで渡嘉敷島に渡った。 渡嘉敷島、座間味島を含む慶良間諸島は1978年に沖縄海岸国定公園に編入、そして2014年3月には沖縄海岸国定公園から削除され、新たに慶良間諸島国立公園に指定された。慶良間諸島国立公園として指定された海域の面積は西表石垣国立公園を上回り国内最大である。
写真1 慶良間諸島国立公園 撮影:鷹取 敦 写真2 慶良間諸島国立公園 撮影:鷹取 敦 沖縄本島から渡嘉敷島へは、泊港(とまりこう)からフェリー(所要時間70分)か高速船(35分)で行くことができる。いずれも座席数が限られているため事前に予約する。 写真3 航路図 撮影:鷹取 敦 今回は渡嘉敷島に渡ってからの移動手段が必要なので、自動車でフェリーを利用した。フェリーを待っている時間は大雨が降っていたが、乗船する頃までには、雨はやんでいた。フェリーは乗客も自動車も満席だった。 写真4 フェリーとかしき 撮影:鷹取 敦 フェリーが泊港を離れた時、那覇空港に着陸する旅客機が上空を通過した。泊港は那覇空港のすぐ北側にあるため、北側からの那覇空港への離着陸がある時は、すぐ上を航空機が通過する。 写真5 那覇空港に着陸する旅客機 撮影:鷹取 敦 渡嘉敷島に向かう洋上では、途中にある小さな島の近くを通過する。10時に泊港を出て、1時間10分ほどで渡嘉敷港に到着した。 写真6 渡嘉敷港 撮影:鷹取 敦 今回は日帰りで滞在時間が短いため、阿波連(あはれん)ビーチと、南端にある阿波連園地を訪れることにした。阿波連ビーチに向かう途中で、渡嘉志久(とかしく)ビーチを見下ろすことができる。あいにくきれいな青空ではなかったが、美しい珊瑚礁であることが分かる。 写真7 渡嘉志久ビーチ 撮影:鷹取 敦 阿波連ビーチには一部に海水浴が出来る海域が決められており、親子や若者、観光客などが海水浴を楽しんでいた。 写真8 阿波連ビーチ 撮影:鷹取 敦 写真9 阿波連ビーチ 撮影:鷹取 敦 阿波連ビーチのある湾では、多くの珊瑚や熱帯魚が見られる。湾内は港やビーチからグラスボート(船底がガラスになって海の中が見られるボート)が出ており、湾内を遊覧したり、近くの無人島に渡ったりすることが出来る。今回利用したグラスボートはビーチから乗り込むことが出来る。耳の遠いベテランの船頭さんが操船し、そのお孫さんと思われる若い人が乗客を案内していた。 写真10 グラスボート 撮影:鷹取 敦 写真11 グラスボート 撮影:鷹取 敦 海上から珊瑚礁の様子が分かり、グラスボートの底からは珊瑚と魚が見える(残念ながら写真にはきれいには写らなかった) 写真12 グラスボートからみる海上 撮影:鷹取 敦 写真13 グラスボートからみる海中 撮影:鷹取 敦 無人島で停泊して、ビーチに帰るお客さんを乗せた。ビーチに戻るまで約30分の遊覧で、美しい珊瑚の海を満喫した。 写真14 無人島 ビーチを離れ、渡嘉敷島の南端の阿波連園地に向かった。人工的なものはほとんどなく、自然の景観を眺めることができる。日を遮るものもなく暑いためか、他に観光客は見かけなかった。 写真15 阿波連園地 撮影:鷹取 敦 写真16 阿波連園地 撮影:鷹取 敦 写真17 阿波連園地 撮影:鷹取 敦 写真18 阿波連園地 撮影:鷹取 敦 国立公園に指定されてから島内が「整備された」という話を聞いていたが、ここに設置されていた木に見えるように作られた手すりは、新しく設置されたもののように見える。 帰りのフェリーに乗船する前に、渡嘉敷港の近くの白玉之塔を訪れた。白玉之塔は、沖縄戦で集団自決を強いられた人々を慰霊するために昭和26年に作られ、昭和35年には当初の場所が軍用地に接収されたため昭和37年に移動して新たに設置されたものである。 ■白玉之塔(渡嘉敷村サイト) http://www.vill.tokashiki.okinawa.jp/archives/866 写真18 白玉之塔 撮影:鷹取 敦 この日は16時発のフェリーで沖縄本島に戻った。本島と渡嘉敷島を結ぶフェリーは1日1往復である。夜は那覇の小さな食堂で妻と妻の友人(那覇在住)と3人で食事をした。 |