プーチン、ウクライナ危機に 端を発したエネルギー問題 について語る ロシア トゥデイ April 28 ,2014 Alternative Media E-wave Tokyo |
◆プーチン、ウクライナ危機に端を発したエネルギー問題について語る 2014.04.18 ロシア・トゥデイ 抜粋 http://rt.com/business/russia-west-oil-prices-136/ 西側諸国がロシア経済に打撃を与えるチャンスは限定的だと、プーチン大統領は木曜日語った。欧州は、自らが犠牲を払わずして、ロシアから天然ガスの輸入を停止することはできないし、もしアメリカが原油価格を引き下げようとすれば、ドルに対する打撃になるだろう。 もし、西側諸国が世界のエネルギー市場における影響においてロシアにダメージを与えようとすれば、その試みは、欧州自身に痛手となって返ってくるであろう、と20回目のテレビ対話の中で述べた。 実際世界の原油市場にて影響力を持つためには、国家は生産量を増やして、価格を下げなければならない。現在、そのようなコントロールが可能な産油国は「サウジアラビア」だけである、とプーチンは説明した。 サウジアラビアとロシアは、(エネルギー市場において)融和的関係を維持しており、サウジアラビアが自国の経済を犠牲にして、原油価格を引き下げるということは、ないであろうと、大統領は付け加えた。 もし世界が原油を増産すれば、価格が1バレル85ドルまで引き下げられる可能性がある。「1バレル85-90ドルが、ロシアが耐えうるギリギリの価格だ。」とプーチンは述べた。サウジアラビアにとっても、それは、非常にデリケートな問題である。 また、サウジアラビアはOPECのメンバーであり、もしそのような(増産、値下げ)という行動を取るならば、OPECの中で調整が必要であり、その手続きは非常に難しい、と大統領は説明した。 一方、ロシアは欧州で必要とされるエネルギーのおよそ3分の一を供給している、とプーチンは説明した。例えばフィンランドはロシアと経済的に依存していて、天然ガスの70%をロシアから輸入している。 「本当に欧州がロシアからの天然ガスの輸入をストップすることができると思いますか?私はできないと思います。彼らが自ら血を流すようなことをするでしょうか?考えられないですね。」とロシア大統領は述べた。 原油は世界市場にて国際的に売買されているので、(原油)価格が下げられることは、ドルの流通(決済)が停滞することを意味し、世界の通貨市場におけるドルの価値が下がることを意味する。 「世界市場で原油価格が下がれば、注目されている『シェールガス産業』も終わることになる。」とプーチンは述べた。 アメリカのシュールガス産業は、その生産量を高めてきたが、いわゆる『シェールガス革命』はコストが高く、直ぐには脅威とはならない、と大統領は説明した。 |