安倍内閣、支持率急落続落は 恐らく止まらない 日刊ゲンダイ 再掲載日:2006.12.14 |
この支持率グラフの出典は、毎日新聞社 毎日世論調査:安倍内閣支持率、初めて半数割れ ─ Dailymail Businessより ──────────────── ■ 安倍内閣には華がない ■ 支持率急落続落は恐らく止まらない ■ 早くもこの内閣は来年夏の参院選まで 持たないという声も出てきた ─────────────────────────── -------------------------------------------------- 内閣支持率低下で一喜一憂しないとかホザいているが、 今にホゾを噛むことになるぞ -------------------------------------------------- こうなったら、安倍首相は北朝鮮に飛び、横田めぐみさんとか拉致被害者4、5人を連れ帰るしかないんじゃないか。「美しい日本だ」「改憲だ」とホザいている場合ではないだろう。 安倍内閣の支持率急落が止まらない。9月末の内閣発足時は70%以上あったのに、朝日、毎日、共同、NHKなどの最新の世論調査では40%台に落ち込んでしまった。 政治評論家の浅川博忠氏が言う。 「普通、ご祝儀相場は3カ月は続くもの。まして電撃訪中や北朝鮮の核実験という“プラス材料”が重なったのに、2カ月余りで40%台とは、ちょっと落ち方が激しすぎます。前任者の小泉首相のときも、田中真紀子外相の更迭で支持率が70%から40%台にまで落ちて不安定な時期が続いたが、電撃訪朝、拉致被害者帰国で一気に巻き返した。安倍首相もよほど大胆な行動に出ない限り、追い込まれる一方ですよ」 切り札だった訪中カードを早々と使ってしまった上に、頼みの北朝鮮・金正日もしばらくは暴れそうにない。打つ手なしだ。 「首相周辺には、復党問題ややらせ質問、道路特定財源のゴタゴタが片づいたから、これ以上落ちることはないとか、40%台あれば上々という声もある。でも、楽観的すぎる。47〜48%の支持率を保てればいいが、上げ材料がないのだから、下げ止まらない。支持率というのは、“また下がった下がった”と話題にされ始めると、関心がなかった人も不支持に回り、どんどん落ちていくものなのです。30%台入りは時間の問題ですよ」 ある新聞社の幹部の見方だ。安倍首相は、小泉をマネて「支持率に一喜一憂しない」とトボけているが、強がっていられるのも今のうちだけだ。 ▼ 周りも「悪人顔」「生意気顔」ばかり ▼ 安倍内閣の支持率急降下は、最初から予想されたことではある。 就任時の歴代3位の高支持率なんてあくまで“ご祝儀”、いざフタを開けてみれば、見るべき政策もワクワクさせる要素も何もない。要は、まるで“華”がないのだ。 「安倍首相の顔がテレビに映ると、視聴率が下がるともっぱらです。おしゃべりはヘタでつまらない。だから、2回だった会見も1回に減らして、ボロを出さないようにしていますが、早くも視聴者は飽きてしまっているのです」(政治アナリスト・伊藤惇夫氏) だからか、最近は顔色まで悪くなってきた。 安倍の周りもロクでもない連中ばかりだ。中川幹事長は“悪人顔”で、すぐに愛人スキャンダルを連想させる。「けじめ」とか「誓約書」なんてセリフを言われると、シラケるばかりだ。塩崎官房長官は“生意気顔”、人を見下したような態度が永田町、霞が関だけでなく、茶の間でも嫌われてきた。麻生外相や中川政調会長は、口をひん曲げて無用な「核保有論」をブチ上げている。 これでは人気急落は当然だ。最近は“身内”からもなめられている。 「自民党の道路特定財源プロジェクトチームの会合で、政府案を説明しようとした塩崎官房長官は族議員から袋叩きにあった。罵声まで浴びせられ、党本部からスゴスゴ逃げ帰るありさまでした。つまりは、バックにいる安倍首相が軽く見られているということです」(自民党関係者) ▼ 国民生活不在のトンチンカン政策 ▼ 政策だってピント外ればかりだ。 |