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ボロボロ出てくる石原疑惑求
〜四男出張に日当と支度料〜


日刊ゲンダイ

再掲載日:2007.1.26


◆ 「ただ働き」はウソだった ◆

 石原慎太郎都知事(74)の四男で画家の延啓氏(40)が、全額公費で欧州に渡航していた問題に、新たな疑惑が急浮上した。

 石原知事は「タダ働きする人間はほかに見つからない」と釈明していたが、実際は「日当」や「支度料」が支払われていたのだ。

 延啓氏は03年3月、石原知事が始めた芸術家支援事業「トーキョーワンダーサイト」のアドバイザリー委員に就任。3月19〜26日の8日間、「能オペラの日本公演の調査」のためにドイツ、フランスに海外出張している。出張費は総額55万円だった。

「石原知事が『タダ働きだ』と強弁していたので、55万円は航空運賃や宿泊代などの“実費”だと思われていました。ところが、この出張費には航空運賃や宿泊費だけでなく、5万3000円の『日当』や3万5000円の『支度料』が含まれていた。

タダ働きどころか、9万円近い税金を懐に入れていたのです。しかも、能オペラはトラブルで企画がボツになっている。延啓氏は、税金で欧州旅行を楽しみ、カネまで取っていた形です」(都政関係者)

 無給ならまだしも、なぜ都知事の息子というだけで、税金で小遣いを与える必要があるのか。都は返還を求めるべきだ。都の生活文化局はこう言う。

「都は、航空運賃、宿泊代、日当、支度料のすべてを合わせたものを旅費と規定しています。日当や支度料は、労働に対する対価とは考えていない。だから、タダ働きなのです。航空運賃は“実費”を支給しますが、宿泊代、日当、支度料は、実際に掛かった額とは無関係に一律支給です。使わずに余っても返還する必要はありません。ええ、都の職員は全員その規定です」

 要するに、9万円の税金が丸々、延啓氏の臨時ボーナスになったということだ。こ
んなバカなことが許されるのか。

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総額1000万円 ベラボーな税金での飲み食い
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 税金を使った豪華海外旅行が批判された石原慎太郎都知事(74)に、今度は税金での飲み食いが発覚した。高級料亭や一流レストランで一晩50万円以上も使い、総額1000万円の超グルメ生活だ。

◆ 「13人で52万円」「息子と19万円」 ◆

 2000年4月から06年12月までの7年間で、石原知事は交際費を1000万円以上使っていた。赤旗編集部が情報公開で入手した文書で詳細が分かった。

  とにかく、石原知事の飲み食いは半端じゃない。自分の懐が痛まないから、高級店に片っ端から通っている。その一部を紹介すると……。