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「無能だから危険」が定評と
なった安倍幼稚政権


日刊ゲンダイ

再掲載日:2007.1.12


─ Dailymail Businessより ─────────
■ やっていることはまさにマッチポンプ
■ 「美しい国」の連呼反復も聞きあきた。
■ この政権は一体何をやりたいのか全く正体不明の不気味さを持っている
■ 「無能だから危険」が定評となった安倍幼稚政権のこれから
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教育をここまで荒廃させた歴代自民党政権の暴政には口をぬぐって「教育の再生」を騒ぐいかがわしさ、ニートやフリーターを大量に産んだ小泉政権を継承しながら「再チャレンジ」を絶叫する怪しさ

米ブッシュ政権も同じ。オヤジのコピーでないことを見せるためイラクでデタラメをやっているといわれているが、安倍坊ちゃんも小泉の脱コピーにメチャクチャをして何をし出かすか分からないと危ぶまれている
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 25日から始まる通常国会は見ものだ。暮れに佐田玄一郎行革担当相が“架空事務所”への不明朗支出で辞任に追い込まれたが、同じような話が、松岡農水相や伊吹文科相でも持ち上がっているからだ。

 政権発足後、まだ3カ月強。それなのに、税調会長が辞め、大臣が辞任し、次から次へとスキャンダルが出てくる。こんなハレンチな政権がかつてあったか? ろくに“身体検査”もしないで仲良しだけを集めたツケだ。通常国会は火ダルマだろうが、こうしたスキャンダルがなくても、この内閣はダメだ。内輪モメが露呈し、ボコボコ立ち上げたカタカナ会議も機能せず。やろうとしている政策もデタラメばかりだ。安倍は年頭の記者会見で、「教育再生」と「社会保険庁改革」に重点的に取り組む決意を表明した。摩邪じゃないが「はあ〜?」である。

 自分で火をつけて、自分で消すのを「マッチポンプ」というが、安倍がやろうとしているのがコレだ。教育を荒廃させたのは誰か。社保庁のデタラメを許してきたのは誰なのか。歴代自民党政権ではないか。

▼ マッチポンプで人気取りのいかがわしさ ▼

 法大教授の五十嵐仁氏(政治学)は「まるでリフォーム詐欺だ」とこう言っている。「自分で欠陥住宅を造っておいて、『ここが悪いから直しましょう』と持ちかけ、法外なカネをふんだくるのがリフォーム詐欺ですが、安倍政権がやろうとしているのが、まさにこれです。教育の荒廃を招いたのは、小泉、安倍内閣の構造改革路線がもたらした格差社会の固定化であり、歳出削減を理由に教育への公費もケチった結果です。

 ところが、自分の責任を棚上げし、公への奉仕を強要する教育基本法を改正し、さらに教員の免許更新制などを導入し、気に入らない教師の排除をもくろんでいる。国民の『教育を何とかして欲しい』という切実な願いを逆手にとっているのです。小泉内閣の構造改革もリフォーム詐欺政治でしたが、それが安倍政権になっても続いている。

 本当に教育再生を掲げるのであれば、学校をメチャクチャにした張本人、自民党が政権から降りるところから始めるべきです」 まったくだ。自民党の暴政で、格差が固定化し、地方は切り捨てられ、大増税と年金崩壊が待ち受けている社会で、どうやって子供に希望を持たせるのか。どうせニートやフリーターのワーキングプアにしかなれないのであれば、学校はすさむ。金持ちの子供は塾に行き、学校の教師はますます存在感をなくしていく。少子化だって、こうした社会の荒廃が原因なのだ。

 それなのに小泉改革の継承者を気取る安倍が再チャレンジとか、教育再生とか言う「いかがわしさ」。マッチポンプの人気取りだ。この内閣のデタラメが集約されているような話なのである。

▼ お得意の「看板のスゲ替え」で国民をダマすのか ▼

 安倍が力んでいた社保庁改革も一緒だ。安倍自民は社保庁を6分割し、非公務員型の公的法人として再出発させ、悪質な滞納者への強制徴収は国税庁に委託するという。 自民党はホームページ上でも「自民党は社保庁解体を断行します」と、国民向けに改革姿勢をPRしている。中川幹事長のプロジェクトチームがやっているらしいが、長年にわたって社保庁のデタラメを放置して腐らせた張本人は自民党だ。

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