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柳田清二県議への刑事告発、
不起訴処分に

 
掲載日2005.11.25

 先に長野県軽井沢在住の弁護士、松葉謙三氏から長野県警に刑事告発されていた柳田清二議員は、県警の不起訴処分を受け、2005年11月21日、15時30分から緊急記者会見を行った。

 柳田議員の記者会見での発言はPDFファイルの1枚目を読み上げた。

 なお、松葉弁護士による告発関連情報は以下。 
松葉謙三弁護士、柳田清二県議を刑事告訴、告訴状全文
県議会でのヤジ問題:松葉謙三弁護士、柳田清二県議を刑事告訴!
政務調査費問題:監査請求書全文 告発状全文(2) 

 会見での主な質疑は以下のとおり。

Q)公序良俗の観点から私自身の行動も改める余地がある、とは何か?
A)議場で発言者の発言を妨げるような不規則発言は慎むということ。

Q)不起訴処分とは。
A)起訴猶予の中に不起訴処分という処分があるという説明を裁判所から受けた。

Q)政務調査費については、柳田県議のみの問題ではないと思うが。
A)会派に支給されているものなので、県民クラブ・公明に関してのみ申し上げれば、マニュアルの認識の甘さがあったのでマニュアルに沿ったより適切な運用を今後も心がける。

Q)公職選挙法、政治資金規正法に関してはどうか。
A)選挙のあった年なので、選挙の収支報告書と後援会の収支報告書の2種類作成する必要があった。親族からの200万円は、後援会の収支報告書作成担当者が選挙のほうに直接なされたものと勘違いして後援会収支報告書に記載していなかった。

Q)松葉弁護士を反対に訴えるような行動を起こすのか。
A)今の所考えていない。松葉弁護士等は、調査の成熟度が低く、明らかに事実と著しく違うものもあり、住民監査請求を起こすことそのものが目的であるように見受けられる。


 なお、松葉謙三弁護士は政務調査費については、別途、住民監査請求を長野県監査委員会に提出し、監査委員会は監査結果を出している。今後、それを受け、行政訴訟(住民訴訟の第四号訴訟)を行うかどうかが注目される。