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談合
荏原製作所が幹事役か

NHKニュース

2006年3月30日


 この問題は、「荏原製作所」や「三菱重工業」など大手機械メーカー8社が、国や旧首都高速道路公団が発注したトンネルの排気設備の工事の入札で、談合を繰り返していた疑いが持たれているもので、公正取引委員会は30日、各社に立ち入り検査を行いました。

 公正取引委員会のこれまでの調べによりますと、談合は長年にわたって続けられていたということですが、旧首都高速道路公団が発注した工事については、業界大手の荏原製作所が幹事会社を務め、各社に工事の受注を割りふっていたということです。

 荏原製作所が各社に受注会社を連絡する際、公団側の意向などと伝えるケースも多かったということで、公正取引委員会は、受注調整に旧公団側の関与があったのかどうか、談合の詳しい経緯について調べています。

 これについて、荏原製作所は「公正取引委員会による調査を受けており、コメントできない」としています。