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政策学校「一新塾」理事合宿  in 北軽井沢     青山 貞一

掲載日:2004.5.4

 NPO法人政策学校「一新塾」の理事合宿が5月2日〜5月3日、群馬県北軽井沢の加部理事の別荘で行われた。

 前日まで長野県上高地に環境調査で出かけていたが、東京の自宅(品川区)に一端帰り、5月2日朝、東京都港区にある一新塾に理事が集まり、加部理事の8人乗りの自動車で出発した。関越自動車道は比較的空いていたが、案の定、軽井沢インターで超渋滞に巻き込まれ、通常だと2時間30分もあれば行けるところが6時間もかかってしまった。

 別荘到着後、皆で別荘地を散歩した。北軽井沢は長野県側の旧軽井沢、中軽井沢と違ってすごく静かだ。加部理事によれば、普段はひとと出会うことも珍しいとのこと。

 北軽井沢の加部別荘は写真にある通り、すばらしいログキャビン、到着早々、途中のスーパーで買った食材をもとにバーベキューパーティーとあいなった。

北軽井沢の加部別荘の前で後列左より前澤、青山、
早坂、鈴木、前列左より加部、森嶋の各理事,撮影:近藤
鬼押し出しで:左より加部、前澤、早坂、青山、
森嶋、鈴木の各理事,撮影:近藤

 食事後、理事合宿となった。まずは、大切な塾のミッションの確認と共有を議論した。

 一新塾の従来の標語は、観客民主主義から「主体的市民」、「生活者主権」へ、すなわち批判し、愚痴を言っているのではなく、主体的に政策提言し、実行する市民づくりにある。

 私は、「観客民主主義から主体的市民へ」、「環境に配慮した経済社会構築」、「専門家の社会的役割の自覚」の3本柱を提案した。以前から道州制の実現がミッションのなかにあったが、道州制そのものはミッションの実現手段、方法であるとの理由で、除外することとなった。

 何と、このミッションの議論が終わったのは、何と深夜2時。その後、同室の森嶋事務局長と午前3時までカリキュラム、シラバス、実習の方法などについて寝ながら議論してしまった。

 翌、5月3日、朝食後、全員で鬼押し出しに出かけた。前回来たのはいつか分からない。おそらく何十年ぶりになるだろう。夕方、加部理事と私以外の5名は、3日のうちに東京に帰った。
 
 加部さんの提案で近くの草津温泉に行こうと言うことになり、二人ででかけた。草津もすごくひさしぶりだ。温泉をいろいろ物色、最終的に大きな露天風呂に500円の切符を買って入った。なかなかすばらしい大露天風呂だ。

 政策学校「一新塾」の命は、議論そして実行だ。しかも塾生以前に理事自ら塊より始めよと言うことにある。実際、理事プロジェクトと言って理事自ら社会改革のためのプロジェクトをさまざま実践している。

 今回の合宿は、理事が集まっての合宿でもあり、それはもう、議論が百出したことは言うまでもない。

 4日朝、加部理事と青山は、早めに北軽井沢を後に東京に向かった。道すがら、環境、健康、安全分野における専門家の役割について議論した。議論しているとあっと言う間に、東京の練馬についた。

 今年は政策学校「一新塾」を設立し10周年となる。今後10年、ミッションを明確にし、理事、塾生一丸となり社会改革に邁進したい。

※合宿参加理事及びスタッフ(アイウエオ順)

 青山貞一  代表理事、環境総合研究所所長、武蔵工大教授
 加部隆史  理事、安全工学研究所代表理事
 近藤芳樹  事務局スタッフ
 鈴木崇弘  理事、大阪大学フロンティア研究機構副機構長
 早坂 毅   監事、NPOコンサルタント
 前澤哲爾  理事、全国フイルムコミッション連絡協議会専務理事
 森嶋信夫  代表理事、事務局長