ついに福田官房長官が国民年金未納問題で辞職することになった。当然であろう!
今日の東京新聞では、小沢一郎氏が国民年金は税金に類するもの、未納は脱税に匹敵として、菅直人代表に辞任を強調している。もっともである。江角さんを国会に参考人招致すると声高に叫び、未納3兄弟と揶揄してきた当人が、行政ミスなど言い訳を繰り返しているのは実に見苦しい。
閣僚はもとより、国会議員で未納者はつべこべ言わずに役職だけでなく議員も辞職して欲しい。
さらに、みどりの会議の中村敦夫議員もテレ朝報道ステーションで10数年未納であることが分かった。中村議員は以下にあるように、すぐさま国民に謝罪している。
以下は中村敦夫参議院議員のHPより。
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今回は、私自身を「斬る」ことになりました。 私も国民年金の未納者だったからです。すでに、テレビ朝日「報道ステーション」のアンケートに事実を公表しました。共同通信のアンケートにも応じる予定です。原因は、この制度に関する認識不足の一語につきます。 政治家としては責任重大であり、深く反省しております。 国民の皆様、そしてこれまで期待して下さった方々に、心から謝罪致します。
今後は、なぜ国民の40%もの人々が未納になっているのか、なぜ現行制度の修正だけでは将来の破綻を避けられないのかについて考え、有効な年金制度をつくるために努力し、政治家としての責任を果たすつもりです。 中村敦夫● |
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菅直人氏らは制度に問題があることを力説する。もちろん、払っているひとも十分認識しているだろう。だからといって、小沢一郎氏が言うように、議員にとって年金が納税に近いものであるなら、「脱税」は許されないだろう。
今回の未納問題は日本社会で横行する「正直者が馬鹿を見る」、まさにその典型である。
最低限、国政にいるものが脱税に匹敵する未納をしていて、いくら政府を批判しても説得力がない。私は個人でも経営する小さな会社でも過去、かなりの額の税金を毎年納めてきた。
それは国や自治体に言うべきとき、言うためだ。
断っておくが、私は現状の年金制度はとんでもなく問題ある制度であると思っている。だからといって、このような事態となったとき、国会議員、それも代表者などがあれこれ未納を制度や手続のせいとし、言い訳、開き直りばかりで、謝罪すらしない現状は笑止千万と思う。
さらに言えば、与党系の未納議員でイラクで拘束された3名に「自己責任」と言う言葉を投げかけた議員は、まさに「自己責任」、「結果責任」をとって即刻議員を辞めて欲しい。