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新種の汚染物質を検出
摂南大、
市販の魚から

北國新聞

掲載:2006年6月25日


 毒性が強く世界的な環境汚染が問題になったポリ塩化ビフェニール(PCB)と似た新種の臭素系の汚染物質が、市販の魚の中に蓄積していることを、摂南大学薬学部の太田壮一助教授らのグループが19日までに、世界で初めて確認した。

 ダイオキシン類対策特別措置法の毒性評価対象になっているコプラナーPCBという物質と構造や毒性が類似。その汚染は食品経由での人体への影響評価の際に考慮すべきレベルに達している可能性があるという。

 20日から仙台市で開かれる環境化学討論会で発表する。

 この物質は、コプラナーPCBに含まれる塩素の一部が臭素に置き換わった物質で「塩素・臭素化ビフェニール(PXB)」と呼ばれる。