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注目:オランダ海軍の船がロシア領海に
向かって旋回後、ジェット機に
迎撃されたとモスクワ発表

RT 2021年6月29日
WATCH: Dutch navy ship intercepted by jets after turn
towards Russian waters, Moscow says –
Amsterdam blasts ‘dangerous’ flyover

RT June 29 2021

翻訳:池田こみち (環境総合研究所顧問)
 独立系メディア E-wave Tokyo 2021年6月30日 

 


出典:youtube動画の一部:オランダのエバーツェンが航行する様子

本文

 戦闘機や爆撃機がオランダ海軍の艦艇を追跡するために派遣されたのは、艦艇がロシア海域に向かって方向転換した後だったと、モスクワの防衛当局者が29日に発表した。

 フリゲート艦「エヴァーツェン」は、黒海でロシアとの国境を侵犯しようとしていたが、同艦から安全な距離を保って飛行していたロシアのジェット機によって阻止された、とモスクワはアムステルダムの訴えに応じて主張した。

 この事件は、英国海軍の駆逐艦「HMSディフェンダー」がクリミアのフィオレント岬沖のロシア領海を侵犯し、ジェット機と沿岸警備隊の船に警告された翌日の6月24日に発生した。

 中立水域を航行中のオランダ海軍のフリゲート・エヴァーツェン(HNLMSEvertsen)は、「コースを変更し、ケルチ海峡の方向に移動し始めた」と、モスクワ国防省が火曜日に発表した。Su-30戦闘機とSu-24爆撃機は、ロシアの領海侵犯を防ぐために派遣された。彼らはオランダ船の近くを「安全な距離」で飛行したが、オランダ船は「直ちに」以前のルートに進路を変更し、その時点で迎撃機は基地に戻った。

<RTの関連記事紹介>略
ロシアは沿岸警備隊の警告を無視して国の領海に侵入する外国船に爆弾を投下する可能性がある、とモスクワは言う2021年6月24日15:46


<本文続き>
 ロシア国防省は、「ロシア航空機の飛行は、空域の使用に関する国際ルールに従って行われた」と述べている。

 モスクワがこの事件についてコメントしたのは、オランダ国防省がロシアの迎撃機による「安全でない」行為について苦情を申し立てた後のことである。オランダは火曜日の朝に発表した声明の中で、ロシアのジェット機が国際水域で5時間にわたって船に「嫌がらせ」をし、「危険なほど低く接近して」飛行し、「模擬攻撃を行った」と述べた。

 オランダ政府は、「数時間にわたる威嚇」の後、エヴァーツェン号の電子機器も破壊されたと主張している。

<オランダ国防省のTwitter>略
 武装したロシアのジェット機は黒海で危険な状況を作り出した。黒海のエヴァーツェン。木曜日に、エヴァーツェンが公海を航海している間、(ロシア)航空機は何時間も低空飛行し、模擬攻撃を実行した。


<本文つづき>

 オランダ国防省によると、エヴァーツェンはディフェンダーと同じNATOの攻撃艦隊(ストライクグループ)に属しており、現在、「この地域の同盟国と」黒海で訓練を行っているという。エヴァーツェン号が迎撃される前日の6月23日、英国の駆逐艦はロシアの領海を故意に侵犯した。これに対してロシア沿岸警備隊は威嚇射撃を行い、同型の哨戒機は航路上で爆弾を投下した。

 ロンドンは当初、英国の駆逐艦は「無害な航路」を行っていたとし、威嚇射撃や爆弾の投下を否定していたが、ロシア国防省が事件を証明するビデオを公開した。

<RT関連記事紹介> 略
ロシアは、クリミア半島近くの海域へのイギリス軍艦の侵入のビデオを公開した。これは、ロンドン版の出来事と明らかに矛盾している。2021年6月24日19:33/5日前に更新