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2012年3月23日、環境省のサイト（http://www.env.go.jp/jishin/index.html）をいつものように確認したところ、災害廃棄物安全評価検討会の第１回〜第４回の議事録が掲載されていた。 筆者はほぼ毎朝確認しているので、掲載されたのが昨日、今日であることが分かる。下記に当該サイトのウェブ魚拓を取ってあるので両方を見比べれば少なくとも掲載が過去１週間の間であることが確認できる。 2012年3月16日12:51現在 http://megalodon.jp/2012-0316-1251-43/www.env.go.jp/jishin/index.html 2012年3月23日9:22現在 http://megalodon.jp/2012-0323-0922-25/www.env.go.jp/jishin/index.html 上記サイトを始めて見た人には、以前から議事録が掲載されていたかのような体裁なので、議事録不開示・非作成の問題があることには気がつかないだろう。 会議非公開、議事録不開示問題で問われているのは、アカウンタビリティ、透明性の問題であるということが分かっていれば、掲載に至る経緯説明があってしかるべきだが、それがないところをみると、問題の本質を理解していないのであろう。 第１〜４回の開示請求を行ったのは2011年7月、開示されたのは60日待たされた9月である。開示された議事録は9月28日に下記に掲載したが、その後半年間、環境省が自ら一般に公開することはなかった。 ■災害廃棄物安全評価検討委員会（第１〜４回）議事録−情報開示− http://eritokyo.jp/independent/eforum-col102.htm その後、他の回の開示請求を行っているが開示されていない。 ■環境省への議事録開示請求の経過報告 http://eritokyo.jp/independent/eforum-col104.htm 2012年3月には福島みずほ参議院議員が議事録問題について、内閣に質問主意書を提出し、3月14日には参議院予算委員会で質問したが、下記のように虚偽の答弁を行っている。第４回までは公開しているという嘘だ。これを今回の掲載することでこっそり辻褄を合わせたということだろう。 ■細野環境大臣が議事録問題で虚偽の答弁−参議院予算委員会− http://eritokyo.jp/independent/eforum-col109.htm 環境省の不開示決定によると、第５〜７回は録音データが存在することが分かっているので、これも早急に公開し、経緯を説明すべきである。 第８回以降は録音データすら存在していないと、開示請求をした筆者にも、国会質問および質問主意書を提出して福島みずほ参議院議員への答弁でも説明している。議事要旨を作成するのに録音すらしないのでは、要旨の正確さすら怪しいと言うことになるので、担当者は「個人的に」録音しているのではないだろうか。それも公開すべきである。 |