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台湾環境行政視察(廃棄物)ハイライト
その1:台北縣八里郷一般廃棄物大型焼却施設

      環境総合研究所所長、調査団長、青山 貞一
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 2002年7月13日から15日にかけ第一回目の中華民国(台湾)の環境行政視察を行った。
 日本からの参加者は、研究者、弁護士、議員、学生、生協関係者、民間企業者ら17名である。
調査団長は環境総合研究所長の青山貞一、事務局長は政策学校一新塾の森嶋信夫である。 
以下は現地視察のハイライトとなった台湾がデンマークから技術導入し、
民営で管理運営する最新鋭の焼却施設視察の概要である。
近い将来詳細報告書を作成する予定である。

 
台湾県八里郷一般廃棄物焼却施設の玄関で。
左から青山貞一(団長)、黄光輝(中華民国行政院
環境保護署総合計画局副所長)、焼却施設所長。
 焼却技術はデンマークからの技術導入、施工と管理運営は 台湾、建築物は、アメリカの有名建築家の設計。建設費は日本の1/3以下の最新鋭炉。写真提供:台北県環境保護局

<調査スケジュール>
7月13日(第一日目)
 台湾の環境政策に関する講演及び質疑応答
 (中華民国行政院総合計画局副局長、黄光輝氏)

7月14日(第二日目)

 終日現地視察
  黄氏及び黄氏の友人王氏が解説、案内で同乗
      ・ Pa-Li 下水処理施設視察及び説明、質疑
        Pa-Li 焼却炉に関する説明と質疑(以下)
     ・ San-Zu-Ku 埋め立て施設へ移動、視察
              ・ 埋め立て地に隣接するCH4 リサイクル施設見学と質疑

7月15日(第三日目)
    中華民国環境保護署の廃棄物処理処分についての講演と討議
          環境保護署副署長(日本の環境省副大臣に相当)
              環境保護署総合計画局副局長及び王氏の話と質疑応答


     ●台北県一般廃棄物焼却炉


 2日目(2002年7月14日)に訪問した台北縣八里郷にある一般廃棄物の大型広域焼却施設。

 最近正規の運転を開始した台北縣八里郷の一般廃棄物焼却施設。1日処理量1,350トンの大型広域焼却炉。炉は450トン3基。型式はストーカー型連続炉。7名×4交代で運用。

 サイクロン、スクラバー、バグフィルター等により最新鋭の公害防止対策がなされている。

 煙突高は150m。ゴミ発電装置があらかじめ組み込まれている。発電容量は41Mwで曽文ダム発電所の2/3の発電規模。

 本焼却炉は、デンマークからの技術導入で台湾の民間企業、Fichtner Engineering Consultantsが設計施工、また中興電工機会股分公司が日常的な管理運用を担当している。

 中枢プラント等の総建設費は、53億台湾ドル。
 1トン当たりの建設費は約1500万円で、日本の同型炉の1/3以下。


 建築物は米国の建築家が設計。廃棄物焼却施設とは思えない斬新なデザインとなっている。

 排ガス濃度は、5回測定分析し、平均濃度が約0.03ng-TEQ/m3N。燃焼温度は、850度から1050度。排ガス中の各種重金属、窒素酸化物、いおう酸化物、HCL等も基準値以下となっている。なお、一酸化炭素、窒素酸化物、いおう酸化物、炭化水素、塩酸ガス等はリアルタイムのモニタリングが行われている。

 本焼却炉と類似の日量900トンの焼却炉が新竹地域にも立地、稼働している。
写真提供:青山が撮影したもの以外は
台北県環境保護局、政策学校、一新塾

ダイオキシンのモニタリング結果などで議論

廃棄物をホッパーに入れる遠隔作業

コントロールルームにて

プラント視察

現地に向かうバスの車中
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