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   東マレーシア・サバ州現地予備調査

コタキナバル市内現地視察 3
  Kota KInabalu Local Visit 3

青山貞一 Teiichi Aoyama
池田こみち Komichi Ikeda

掲載月日:2015年2月18日
独立系メディア E−wave Tokyo


<全体目次>



 1月31日 成田→コタキナバル(東マレーシア・サバ州)
 2月 1日 〜 2月4日 現地予備調査
    1日 熱帯雨林自然保護区野生生物観察
    2日 ボルネオ島最北部クダッ現地視察
    3日 キナバル山麓、キナバルパーク現地視察
    4日 コタキナバル市内視察...............●
 2月 5日 コタキナバル→成田


●シグナルヒル展望台 Signal Hill Observatory Platform


シグナルヒル展望台の位置  出典:グーグルマップ


シグナルヒル展望台の位置  出典:グーグルマップ


左からドイツのベルリンから来た夫妻、ガイド、池田こみち
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-2-4

 コタキナバルの街を一望できる丘(シグナルヒル)に建つ展望台です。市内の賑わいを一望出来ます。晴れた日は南シナ海の水平線に沈む夕陽を眺めることもできます。

 しかし、昨今の急激な都市開発で、コタキナバル市街地はシグナルヒルよりも高いビルが増えています。日本軍が空爆した際にほとんどが焼失しましたが、残った建物のひとつがすぐ眼下に見えます。アトキンソン時計台の赤い屋根も残ったたてものの一つです。現在の市街地のほとんどは、戦後、埋め立てた土地に開発されたものだとのことです。

 なお、シグナルヒルは、カナダのニューファンドランドなど英連邦の国々で見ましたが,由来を調べて見ると、「南アフリカ共和国南西部の都市ケープタウンにある丘。市街北西部に位置する。標高350メートル。名称はかつて、ここで船舶に正午を知らせる午砲を打ったことに由来する」とありました。


シグナルヒル
撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-2-4


シグナルヒル
撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400  2015-2-4


シグナルヒル
撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400  2015-2-4

時計台について
 アトキンソン時計台
 英語名: Atkinson Clock Tower
 フランシス・ジョージ・アトキンソン氏〜植民地時代のジェセルトン(現在のコタキナバル) 最初のディストリクト・オフィサーであった彼は、残念ながら28歳の若さでマラリアに倒れ、 その死を悼んで1905年、彼の母親がこの地に時計台を建てました。 1956年ごろまでこの時計台のライトは、夜コタキナバル港に入港する船の灯台の役目も担っていました。
http://www.sabahtourism.net/jp/brochure.php?id=101000002


英領時代の数少ない戦災から逃れた建築物
コタ キナバル (トリップアドバイザー提供)


英領時代の数少ない戦災から逃れた建築物
コタ キナバル (トリップアドバイザー提供)

 なお、この展望台では、以下の写真にあるように、WiFiが使えました。マレー語のKawasanはエリアを意味します。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-2-4

 下はシグナルヒルからサバ州立博物館に向かう途中に見えた建築物です。教会のようにも見えますが、今のところ不明です。近くに Istana とありましたので宮殿かも知れません。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-2-4


●サバ州立博物館 Sabah State Museum


サバ州立博物館 Sabah State Museum の位置   出典:グーグルマップ


サバ州立博物館 Sabah State Museum の位置   出典:グーグルマップ

 下はサバ州立博物館の入り口に掲げられていた国王の写真です。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-1-31

 英国植民地時代の知事邸跡地に建てられました。1985年に完成したサバ・ミュージアム・コンプレックス(複合ビル)は、メイン・ビルディング、科学&教育センター、文化遺産村、サバ・アートギャラリー、
イスラム文明博物館から成り立っています。メイン・ビルディングには、エキジョビション・ギャラリーがあり、その建物はルングス族のロングハウスを模しています。

 残念ながらこの博物館は館内撮影禁止となっていました。しかし、入ってみたら要人らしき人ご一行が写真撮影カメラマン数人を連れて視察に来ており、バンバンとストロボをたいて写真撮影していました。この辺が、マレーシアが抱えるひとつの課題かも知れません。

 私見では、今日、国設、公設の博物館、美術館などで全面撮影禁止となっているのは珍しいです。たとえばおそらく世界一のイタリア・ローマにありますバチカン宮殿博物館・美術館でさえ、システィーナ礼拝堂などごく一部を除き写真撮影可となっています。その意味で、いまどき全面撮影禁止は後進性の表れであるとも言えます。ちなみに東京の国立美術館なども原則撮影可、「日展」であってもあらかじめ許可を得れば撮影可となっています。


英国植民地時代の知事邸跡地に建てられたサバ州立博物館
撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400  2015-2-5


英国植民地時代の知事邸跡地に建てられたサバ州立博物館
コタ キナバル (トリップアドバイザー提供)


英国植民地時代の知事邸跡地に建てられたサバ州立博物館
コタ キナバル (トリップアドバイザー提供)


英国植民地時代の知事邸跡地に建てられたサバ州立博物館
撮影:Nikon Coolpix S6400  2015-2-4


コタ キナバル (トリップアドバイザー提供)


コタ キナバル (トリップアドバイザー提供)


コタ キナバル (トリップアドバイザー提供)


コタ キナバル (トリップアドバイザー提供)


コタ キナバル (トリップアドバイザー提供)

<基本情報>
入館料  詳細 料金 入場料 RM15(大人一人約500円)
開館時間 毎日 9:00am-5:00pm
行き方
コタキナバル中心地から15分〜20分
コタキナバル中心地から約4km
バス (ピナンパン行きNo.13) 1名RM 1 ? シティー・ホール前バス・ステーション
? ワワサン・プラザ前バス・ステーション ・バス停 バス運行時間6:30am-8:00pm
Taxi RM 12- 15 per taxi Any Taxi


つづく     <全体目次>