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   東マレーシア・サバ州現地予備調査

オランウータン観察
OrangUtan Viewing in the Rain Forest

青山貞一 Teiichi Aoyama
池田こみち Komichi Ikeda

掲載月日:2015年2月8日
独立系メディア E−wave Tokyo

無断転載禁
<全体目次>



 1月31日 成田→コタキナバル(東マレーシア・サバ州)
 2月 1日 〜 2月4日 現地予備調査
    1日 熱帯雨林自然保護区野生生物観察..........●
    2日 ボルネオ島最北部クダッ現地視察
    3日 キナバル山麓、キナバルパーク現地視察
    4日 コタキナバル市内視察
 2月 5日 コタキナバル→成田


 このセンターでは事前に野生生物保護について1時間の英語のレクチャーを受けます。ボルネオ島や隣のセレベス島はともにオランウータンの一大生息地ですが、マレーシア、インドネシアの人口増加、近代化、スプロールなどで、どんどん生息地が減少しています。

 現在、このリハビリテーションセンターで野生に戻すためのリハビリを受けているのは5歳の雄2頭です。いずれも現地で住民に飼われていたり、親とはぐれたりして保護されたもので、一定期間この施設でリハビリを終えると、サンダカンにある次のステップのリハビリテーションセンターに移されます。

 ここでは、身体全体の検査、点検、健康管理とともに、野生で生きるための知恵や技術を習得します。20年ほど前は観光用に子どものオラウータンを観光客に抱かせて写真を撮るなどの行為が行われていましたが、ここでは、一切直接触れたり、抱いたりすることは出来ません。もちろん、外部から持ち込んだ餌、食べ物を与えることも禁止されています。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-2-1

 レクチャーを受けた後、ジャングルのなかに専門スタッフを先頭に行きます。

 ジャングルの里山をのぼってゆきます。その先にオランウータンの保護地区があり、参加者はそこにいるオランウータンやカニクイザルを近くで観察することができます。



自然保護区の平面図   撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-2-1


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-2-1

 下はセンターからジャングルに行くための出口です。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-2-1


撮影:青山貞一 Victor GZE250Bの動画から切り出し 2015-2-1

 途中、木で出来た階段が何カ所かありますが、それほど急勾配ではありません。


撮影:青山貞一 Victor GZE250Bの動画から切り出し 2015-2-1

 回りは写真のように、まさにジャングルそのものです。


撮影:青山貞一 Victor GZE250Bの動画から切り出し 2015-2-1
 

コタ キナバル (トリップアドバイザー提供)

 ここが観察台です。この上に餌を待っているオランウータンがいるはずです。


撮影:青山貞一 Victor GZE250Bの動画から切り出し 2015-2-1

 階段を登ってゆくと、そこに二頭のオランウータンがいました。

 左側を見てください。まさに眼前にいました!


撮影:青山貞一 Victor GZE250Bの動画から切り出し 2015-2-1

 下は私の真ん前にいるオランウータンです。左の指は別のオランウータンのものです。この後、でんぐり返しをして、餌のある台に移動します。


撮影:青山貞一 Victor GZE250Bの動画から切り出し 2015-2-1

 この後、餌が置いてある台に二頭のオランウータンが木々を伝わってゆきます。この辺はオランウータンの真骨頂の行動です。


撮影:青山貞一 Victor GZE250Bの動画から切り出し 2015-2-1

 まさに枝から枝にスイスイと渡ってゆきます。


撮影:青山貞一 Victor GZE250Bの動画から切り出し 2015-2-1

 下はオランウータンを見たりデジカメ、スマホで撮影する参加者です。北米、欧州、中国、韓国、日本(私達)など、全部で20名ほどが参加しています。


撮影:青山貞一 Victor GZE250Bの動画から切り出し 2015-2-1


撮影:青山貞一 Victor GZE250Bの動画から切り出し 2015-2-1

 下は撮影する池田です。


撮影:青山貞一 Victor GZE250Bの動画から切り出し 2015-2-1

 バナナを食べるオランウータンです。


撮影:青山貞一 Victor GZE250Bの動画から切り出し 2015-2-1

 下は超小型のビデオカメラでオランウータンの動画を撮影する青山。


撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 2015-2-1


撮影:青山貞一 Victor GZE250Bの動画から切り出し 2015-2-1

 青山は約1時間、ビデオカメラでオランウータンやカニクイザルなどの野生生物を撮影し続けました。

 英国のBBCなどがよくボルネオ島やセレベス島に生息するさまざまな野生生物の映像を特集していますが、実際に撮影してみると、熱帯雨林のジャングルに近い場所では、動きが速くしかも広い範囲を動くのでなかなか上手く撮影できないことが分かりました(当然ですが)。

 池田さんが撮ったこの写真は、餌づけのプラットホームに来たときのものですが、それでもなかなかこちら側を見てくれないなど、良いシャッターチャンスがありませんでした。この写真は非常に良い表情です。

 写真は池田こみちが撮影したリハビリ中のオランウータンの渾身の一枚です。


撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 2015-2-1


撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 2015-2-1


撮影:青山貞一 Victor GZE250Bの動画から切り出し 2015-2-1


撮影:青山貞一 Victor GZE250Bの動画から切り出し 2015-2-1


撮影:青山貞一 Victor GZE250Bの動画から切り出し 2015-2-1


撮影:青山貞一 Victor GZE250Bの動画から切り出し 2015-2-1


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-2-1

 下はオランウータンの餌の残りを食べるカニクイザルです。


撮影:青山貞一 Victor GZE250Bの動画から切り出し 2015-2-1

 下の写真もカニクイザルです。


撮影:池田こみち Nikon Coolpix S6400 2015-2-1

 下は参加者がオランウータンやカニクイザルを観察している写真です。


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-2-1

 ジャングルからの帰り、カナダのトロントからの参加者と歩きながらいろいろ議論しました。下は、ジャングルの入り口で撮影してもらった一枚です。


撮影:カナダのトロントからの参加者 Nikon Coolpix S6400 2015-2-1
 
 下は自然保護センターで買ったオランウータンの精巧な縫いぐるみをダッコしてご満悦の池田です。安い割には非常に良く出来ています。今年の春、北軽井沢のクマの縫いぐるみ博物館に飾ります!

 それにしても、嬉しそうな顔をしています!


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-2-1


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-2-1

 珍しい熱帯の花の前で


撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2015-2-1


つづく       <全体目次>