エントランスへはここをクリック　　　　　　　総目次に戻る

ドイツ・ザクセン州ドレスデン ツヴィンガー宮殿 マイセン（磁器）ギャラリー 青山貞一 Teiichi Aoyama 　池田こみち Komichi Ikeda 掲載月日：２０20年７月２０日 独立系メディア　Ｅ－ｗａｖｅ Tokyo　無断転載禁

◆ドレスデン市 ドレスデンの紋章 Source:Wikimedia Commons Erstellt von Carsten Braune, 15.02.2007., パブリック・ドメイン, リンクによるErstellt von Carsten Braune, 15.02.2007., パブリック・ドメイン, リンクによる ◆ザクセン王国 ザクセン王国の紋章 Source:Wikimedia Commons Glasshouse, using elements by Sodacan, Trondivers and katepanomegas - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる ◆ツヴィンガー宮殿マイセン（磁器）ギャラリー　（ドレスデン市） ドイツ・ザクセン州っドレスデンに残るツヴィンガー宮殿 Source: Wikimedia Commons By Dirgela - Own work, Public Domain, Link ドイツ・ザクセン州のドレスデンに残るツヴィンガー宮殿 青山貞一　Nikon Coolpix 2004-9-5 Dresden 概要 　以下はドレスデン磁器コレクション（ドイツ語：Porzellansammlungは）の一部である州立アートコレクションです。場所はドイツ・ザクセン州のドレスデンにあるツヴィンガー宮殿（Zwinger Palace）です。 　青山、池田は２００４年９月、国際ダイオキシン学会の総会・論文発表会がベルリン工科大学で開催された際に参加し、学会の合間に１日（２００４年９月５日）をとり、ベルリンからドレスデンまで列車で行きました。 　マイセン磁器コレクションは、1715年にサクソン王子選帝侯アウグストゥスザストロングによって設立され、元はエルベ川のほとりにある日本宮殿（当時は「オランダの宮殿」と呼ばれていました）に保管されていました。 　1876年にエルベ川のほとりからヨハネウムに移されました。このコレクションは、避難により第二次世界大戦を生き延び、1962年にツヴィンガー南部の現在の宮殿に移されました。 ドレスデン市、ツヴィンガー城のマイセン磁器ギャラリー Source: Wikimedia Commons By de:Benutzer:Dr. Meierhofer - Own work, CC BY-SA 3.0, Link ◆マイセン（Ｍｅｉｓｓｅｎ）とは 　ドイツ東部，ザクセン州の都市。ドレスデン北西約 30kmのエルベ川右岸に位置します。スラブ人の集落に始り，929年にハインリヒ1世により都市が建設され，965年マイセン辺境伯の居地となりました。 968～1581年の間は司教座もおかれました。 13世紀にはドイツ人の東方植民を保護する要塞都市となり，都市権を獲得します。 　アルブレヒツブルク城 (1471～85) や 13～14世紀の建築物が残ります。付近で良質の陶磁鉱を産し，18世紀初頭から磁器生産が始められ，マイセン磁器として知られました。現在も磁器生産が盛んでヨーロッパ各地に送られるほか，金属製品，皮革製品，ワインなども生産されています。人口3万 4575 (1991推計) 。 出典　ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 　マイセン（ドイツ語：Meißen）は、ドイツのマイセン地方で生産される磁器の呼称です。名実ともに西洋白磁の頂点に君臨する名窯です。 　東洋からもたらされた白磁は、17世紀ごろの西洋社会では憧れの芸術品でした。各国が競ってその製造開発に乗り出し、ザクセン選帝侯兼ポーランド王のアウグスト2世も錬金術師ヨハン・フリードリッヒ・ベトガーを幽閉し、白磁を作るように命じました。 　ベトガーは物理学者・数学者・哲学者エーレンフリート・ヴァルター・フォン・チルンハウスらの協力を得て、1709年にザクセン・フォークラント地方のアウエ鉱山のカオリンを原料とした白磁の製造に成功しました。アウグスト2世はこれに大満足し、西洋磁器の歴史の幕が開けたのです。 　翌1710年、ドレスデンに「王立ザクセン磁器工場」が設立され、硬質磁器製造の独占権が与えられました。これが現在の「国立マイセン磁器製作所」の始まりです。数か月後に磁器工場は25km離れたエルベ川沿いのマイセン地方・アルブレヒト城の内部に移され、厳重に機密が保持されました。また、同年1月23日には「ザクセンでは今や東インドと同等の磁器の製造が可能になった」という布告が出ています。 　なお、ベトガーは幽閉を解かれることなく、ただちに染付の複製を命じられた。しかしベトガーはこれを果たすことなく37歳で死亡しました。近年の研究では、チルンハウスは1704年に既に磁器の焼成に成功していたのではないかとも考えられています。 　マイセンはエルベ川の舟運により材料・製品の輸送が容易であり、また近辺には露天掘りでカオリンを採掘できるザイリッツ鉱山もあり（現在では坑道を掘って採掘）、この立地条件の良さが現在に至る繁栄を支えてきました。 　初期のマイセンのデザインは中国の五彩磁器や日本の伊万里焼の影響を受けていますが、1720年にウィーンから招かれた絵付師ヨハン・グレゴリウス・ヘロルト（1696年 - 1775年）らによってヨーロッパ的なロココ調の作品が主流になりました。 　1764年には工場私設の芸術学校が創設され、4年間の訓練・実習と専門課程が設けられています。また、1865年に作られた国立マイセン磁器製作所では、この芸術学校の卒業生が大勢働いています。 　贋作防止のため、マイセンの陶磁器には交差した2本の剣のトレードマークが1723年から用いられており、これは現在まで使われています。トレードマークの中ではもっとも古くからあるものの一つです。なお、刃や鍔の傾きなどは年代によって変化しています。 マイセンのトレードマーク Source: Wikimedia Commons 不明 - Vektordaten: http://www.meissen.de/fileadmin/user_upload/Downloaddateien/Veranstaltungsplaner_2009.pdfFarbinfo: http://www.meissen.de/fileadmin/templates/meissen/img/head.jpg, パブリック・ドメイン, リンクによる 出典　Ｗｉｋｉｐｅｄｉａ Chinese porcelain from the Qing period. Source: Wikimedia Commons By User:Dr. Meierhofer - Self-photographed, CC BY-SA 3.0, Link Plate in famille-rose-Style - Qing Dynasty Source: Wikimedia Commons By Dr. Meierhofer - Self-photographed, CC BY-SA 3.0, Link Ming plate 15th century Jingdezhen kilns Jiangxi Source: Wikimedia Commons By Unknown artist, Public Domain, Link Meissen hard porcelain vase 1735 Source: Wikimedia Commons By World Imaging - Own work, photographed at Musee des Arts Decoratifs, CC BY-SA 3.0, Link Qilin (Animal of Chinese Mythology) - Statue made of Dehua-Porcelain during the Chinese Ming Dynasty (1368-1644). Source: Wikimedia Commons By Dr. Meierhofer - Self-photographed, CC BY-SA 3.0, Link つづく