「守大助さんを支援する徳島の会」からのメッセージ
上告審報告・再審決起集会のお集まりの皆様へ
あの悔しく非情な最高最の上告棄却の不当判決から早くも4ヶ月が経過しようとし ています。
先の仙台での抗議集会に続き首都東京でのこのような力強い集会の準備をされた首都圏の会のみなさま、今日の集会に参加されたみなさま、本当
にごくろうさまです。
本来なら「徳島の会」でも駆けつけるべきところ、都合がつきません。連帯のメッセージを送らせていただきます。
5月26日付で大助さんからお手紙が届きました。希望されていた薬の本の差し入れ
に対するお礼状でした。7枚もの便箋にしっかりした字で丁寧に「あきらめないで頑
張るぞ」と自分を奮い立たせる一方で「出口のないトンネルではないか」と落ち込ん
でしまう現在の心境、1日のスケジュール、作業内容などの詳細が丁寧に書き込まれ
ていました。
お手紙の中で、「会長さん、私は時間があるからゆっくりと・・・なん ては考えていません。短期間で再審開始を勝ち取らなければ・・・。10年、20年後、 釈放後に再審開始になっても正直嬉しくない・・」と書かれていました。全くそのと おりで大助さんの率直な気持ちと思います。この彼の「気持」というよりも「叫び に」どうしたらこたえられるのでしょうか。
私たちは役員会で@徳島の会の継続、A会員200名の拡大(現在161名) B大助さ
んを励ましていくために手紙を切れ目なく出そう C上告趣意書を学習しよう などを再確認したところです。
「徳島の会」には 富士茂子さんの無罪を勝ち取った「徳島ラジオ商事件」に関
わった会員が大勢おられます。不当判決後には即座に「いったいどうなったんや?」
と怒りの電話を寄越された方、「大助君のことを考えると涙がでてたまらんのよ」と
声をかけてくれた方、「再審請求して助けなあかん」と心からアドバイスしてくれた
方、カンパを寄せられた方、たくさんの反響がありました。
こういうことを考えると最も確実な力になるのは会員を増やし、事件の本質を皆さ
んに伝えていくことかなと思います。
今日の集会が参加者だけでなく全国で支援している方たちにとっても新たな闘いの
スタートになることを祈念いたします。
「徳島の支援する会」も全国の皆さんと力をあわせて闘います。頑張りましょう。
2008.6.7 「大助さんを支援する徳島の会」会長 佐藤 典子