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進化し続ける
グーグルアース

〜建築物立体表示〜


青山貞一


2006年11月8日



 現在、世界でもっとも急成長そして発展する頭脳企業の最右翼、グーグル社は、一方で、無償で各種の情報検索、地図情報、新聞記事速報の提供などを世界各国の人々に提供し、他方で独自開発の秀逸な検索エンジンや広告を生み出すことで莫大な収入を得ている。

 マイクロソフト社が著作権を元にパソコンOS、ウィンドウズの独占的販売を通じて巨万の富を築き上げたのと対照的である。

 グーグル社は取れるところから広告収入や検索エンジンの著作権使用料をとる一方、最先端のIT技術を無償で世界の人々に提供しいる。おそらくグーグルが急成長そして発展しているのは、そんなとろに大きな特徴があると言ってよい。

 本独立系メディア「今日のコラム」でも、グーグルが提供する
トップニュース を活用している。これにより、読者は、世界中のニュースをいち早く享受することが可能である。

 ところで、グーグル社は有償、無償を問わず次々に新たなコンテンツを世に出している。

 最近の目玉は、いうまでもなくグーグルアースである。グーグルアースはインターネットGISのひとつの極限を追求している。おそらくいつまでもベーターバージョンが続くことだろう!つまり、これで完成ということはないからだ。

 グーグルアースは衛星画像を駆使し、地球規模から自宅の位置が地図上で識別できと言った信じられない芸当をインターネットとパソコン上で可能としている。いわば超高度なインターネットGISをお茶の間に提供したのである。

 グーグルアースでは、先進諸国の大都市を対象に、地球規模から一気に数mが識別できる精度で地域の細密地理情報を提供している。


 そのグーグルアースだが、ごく最近、世界各地の大都市を中心に3次元で建築物を表示する(立体表示)コンテンツソフトを無償で提供している。

 関連記事:「Google Earth」日本語版が登場、日本中の建物を3D表示に


見本として出している3D画像 出典:グーグルーアース


見本として出している3D画像 出典:グーグルーアース

 以下は筆者がグーグルアースの最新版を使いニューヨーク市のマンハッタン地区の建築物状況を示したものである。

 図2は遠景、図1はそのズームアップである。

 もちろん、任意の角度から鳥瞰、俯瞰できるし、ズームアップそしてズームアウトも可能である。


図1 最新のグーグルアースによるニューヨークマンハッタンの3次元建築表示


図2 最新のグーグルアースによるニューヨークマンハッタンの3次元建築表示

 また、以下は東京の有楽町駅周辺の拡大した3次元建築図であり、その下は有楽町駅周辺からズームアウトした東京城南地区の3次元建築図である。


最新のグーグルアースによる有楽町界隈の3次元建築表示


最新のグーグルアースによる東京都心南部の3次元建築表示

 グーグルでは、グーグルアースを使い11月7日に実施される全米の中間選挙の開票速報を全米400カ所以上の地域を地図上に拡大表示させるという芸当を行う。これについても別途示したい。

 私は大学の授業でこのグーグルアースを随所に使かい巨大スクリーンに投影しつつ地域から地球まで学生に見せている。

 以下は、日本の青森県六ヶ所村に建設されている核廃棄物再処理施設をグーブルアースから得た画像情報をアニメーション化したものである。

Teiichi Aoyama, A View of Rokkasho Village from the Satellite
青山貞一:衛星から見た六ヶ所村再処理施設
A Huge and Massive Nuclear Reprocessing Plant under operation in the village of Rokkasho in AomoriPrefecture, Northern Japan
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 上記の二メーションはダウンロードに時間がかかることがあります。