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極度近視に朗報!

ハードコンタクトが容易に入手可能に!

青山貞一 Teiichi Aoyama 
Nov 8 2016
独立系メディア E-wave Tokyo
無断転載禁


 私は50年ほど前、日本に最初にハードコンタクトレンズが出現してこの方、ハードコンタクトを使用してきました。当時、千代田区有楽町の近くにあったコンタクトの研究所で検眼してもらいハードコンタクトをつくってもらいました。

 以来、50年ほど使用し続けてきました。もちろん、その間、次第に度数は高くなってきました。ただ、私の場合、ハードコンタクトを挿入することで、とりたてて世に言われるような、さまざまな不具合はありませんでした。目がゴロゴロするとか、痛いとか、落下しやすいなどです。もちろん、何度かなくし残念な思いをしたことがあります。



 私の近視はもともと弱視に近く極度なものでしたが、歳月とともに、どんどん悪化し、今から5年前の段階でPWRという近視の度数を示す指数は、左右ともに−12.75Dでした。ちなみに、ソフトコンタクトなどでは、相当近視が強くてもせいぜい−5D〜−7D程度であることを考えれば、−12.75Dは相当強度な近視と言えます。

 なお、PWRは度数(D)のことで、通常の近視であれば凹レンズになるので数字にマイナスの符合が付きます。数値が大きくなればなるほど度数が強いことになります。ピッチ(刻み幅)は 0.25単位で-5.00Dの次が-5.2Dという具合です。

 下の写真は−12.75Dの時点で使っていたハードコンタクのケースです。


過去5年使ってきたハードコンタクトレンズのケース

 ところが、その後も、私の近視は悪化、とくに左目は極端に悪化しつづけています。しかし、たまたま前回検眼し、−12.75Dのハードレンズをつくってもらった自宅近くのコンタクトショップは、倒産していました。この店では当時、左右両眼、それにスペアーを含め、なんと6万5千円もかかりました。

 今回、あるショップで検眼してもらったところ、左目の近視がさらに進行していることが分かりました。しかし、このショップでは、特注品となるので両眼でスペアー付きで4万8千円になるとのことです。ハードレンズそのものは、前回同様シードのHiO2という銘柄のものです。

 いくら特注とは言え、前回ほどではないものの高額なので、一旦自宅に帰り、Webで徹底的に検索しました。すると、現在では、実に超強度近視用ハードコンタクトレンズは、PWR=−25Dまでがつくられておりました。納期は若干かかるものの、片目で6,280円、両眼で1万2,560千円(送料込み)、納期は最大10日間ほどでつくってくれることが分かりました。

 現在、コンタクトレンズはレンズに関連するデータ、すなわちPWR(度数)、レンズの直径DIA、それにBCの数値を送れば、超ド近眼用のハードコンタクトでも、通販でも対応してくれることも分かりました。処方箋は不要ですが、関連する正確なデータが不可欠です。ちなみに、BCはベースカーブといい私の場合、BCは8.15です。これは、ハードコンタクトレンズの内面のカーブを曲率半径で表した数字です。DIAはレンズの直径、私の場合、DIAは8.8mm、でいずれも日本人に平均的なものです。

 ところで、PWR(度数D)は、一旦はコンタクトショップの検眼で計測しなければなりません、DIA、BC、PWRの3種です。このうち、PWRは、次のような方法で簡単にわかります。

 すなわち、検眼する目を裸眼で開け、パソコン画面の比較的小さな字にピントを合わせ、液晶ディスプレーから目までの距離(d)を測ります。PWR=100(cm)÷d(cm)で算出されます。たとえば、20cmであれば、100÷20=5(実際はPWR=−5D)となります。10cmであれば、PWR−10Dとなります、なお、ピントは近すぎても遠すぎてもあわないその間の範囲で計測します。これは裸眼でやってみれば簡単に測定できます。したがって、数年、ハードコンタクトを使い、どうも近視が進んだなと思ったら、上記の方法で正確に測定し、左右の目のBC、PWR、DIAの3つのデータを通販ショップに送れば、新たなレンズが届きます。

 下は通販ショップのWebのデータ入力画面です。