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長野県が設置した地震計

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September 30, 2014
Alternative Media E-wave Tokyo


 以下は、朝日新聞以外の中日(共同通信)、毎日新聞、産経新聞(共同通信)である。

◆御嶽山の地震計壊れ、計測できず 山頂近くに長野県設置
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014093001002536.html

 長野県が御嶽山の山頂近くに設置していた地震計が昨年8月に老朽化のため壊れ、噴火前に起きる地震を観測できていなかったことが30日、長野県への取材で分かった。機器の調達や予算の関係で、10月中旬ごろに更新する予定だったという。

 気象庁によると、御嶽山では同庁や長野、岐阜両県などが計12カ所に地震計を設置。データは同庁に提供され、長野県のものは火口に最も近い。気象庁の担当者は「正常なら山麓などの観測点で捉えられない微少な地震が分かった可能性はあるが、噴火は規模が小さく、事前に警戒レベルを上げられたかどうかは分からない」と話している。

(共同)


◆御嶽山噴火:山頂周辺、地震計故障 5基中3基データなく
毎日新聞 2014年09月30日 20時25分(最終更新 09月30日 20時34分)

 長野、岐阜両県が県境にある御嶽山の山頂周辺に設置した地震計5基中3基が、老朽化による故障などで、27日の噴火時はデータが取れない状態だったことが分かった。このうち長野県設置の1基は火口に最も近い御嶽山頂にあった。気象庁火山監視・情報センターは「データがあっても噴火警戒レベルを引き上げられた可能性はないが、火山活動の推移を追う上で、特に山頂のデータがない影響はある」と話す。

 御嶽山を巡っては、両県や名古屋大などが設置した13基の地震計のデータなを気象庁が24時間態勢で見ている。同センターによると、地震計のデータは火山性地震の震源把握に必要で、特に山頂のものは深さを知るのに役立つ。

 長野県の地震計は土砂災害対策で1997〜2000年度に設置。しかし、老朽化や落雷などで毎年のように補修が必要で、昨夏以降は2基が故障したままだった。そのため県と火山観測で連携している名古屋大が近く地震計を設置予定だった。一方、岐阜県は01年度に火山対策で地震計を2基設置したが、1基はスキー場の電源で動くため、夏場は稼働していなかった。

 気象庁はデータの欠測について「認識はしていた。地震計はさまざまな理由で故障するので改善要請などはしなかったが、何らかの働きかけをしてもよかったかもしれない」としている。

【飯田和樹】


地震計壊れ、計測できず 山頂近くに長野県設置
http://www.sankei.com/affairs/news/141001/afr1410010005-n1.html

【御嶽山噴火】
 長野県が御嶽山の山頂近くに設置していた地震計が昨年8月に老朽化のため壊れ、地震を観測できていなかったことが30日、長野県への取材で分かった。機器の調達や予算の関係で、10月中旬ごろに更新する予定だったという。

 気象庁によると、御嶽山では同庁や長野、岐阜両県などが計12カ所に地震計を設置。データは同庁に提供され、長野県のものは火口に最も近い。気象庁の担当者は「正常なら山麓などの観測点で捉えられない微少な地震が分かった可能性はあるが、噴火は規模が小さく、事前に警戒レベルを上げられたかどうかは分からない」と話している。

 長野県によると、土砂災害対策として平成9〜12年度、3カ所に地震計を設置。風雨や雷の影響で壊れやすく、修理して使ってきたが、昨年6〜8月、山頂を含む2カ所の機器が壊れた。県の担当者は「雨量計や監視カメラもあるので問題ないと考えていた」と説明している。