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真夏の上信越を行くG
花楽(からく)の里

青山貞一池田こみち

29 August 2009 無断転載禁
初出:独立系メディア「今日のコラム」


 2009年8月20日、午前中で会議などを終え、午後から群馬県六合村(くにむら)にある「花楽の里」にでかけた。今年5月のGWでも沢渡温泉に行く途中寄ったが、そのときは残念ながら雨、せっかくの広大な花のガーデンは見れなかった。

 場所は吾妻川渓谷沿いを走る国道145号線を長野原草津口駅の手前で292号線に入り、六合村(くにむら)役場をすこし過ぎてところで右折する。右折後は県道55号線を暮坂峠方向に進む途中に「花楽の里」がある。

 私たちはこの292号線は野反湖に行くときや六合村経由で草津温泉、白根山、万座などにゆくときによく使っている。周辺には温泉もたくさんある。



 今日は好天、しかもそよ風でここちよく涼しい。下は 「花楽の里」の休憩、お土産、食事、体験コーナーなどがある施設。



 下は 「花楽の里」の休憩施設の一部。これはこの春のゴールデンウィークに来たときに撮影したもの。このときは雨が降っていた。



 「花楽の里」は960mから1010mと50mの高低差をもつ広大な山の斜面にある。その斜面には、10万本のクリスマスローズはじめ、ブルーベリー、コマクサ(ジャーマン・アイリス)、オオベンケイソウ(オランダ・セダム)などの多種多様な花が栽培されている。


「花楽の里」のパンフレット

 「花楽の里」に広がる広大な斜面は、季節折々、さまざまな花が咲き乱れる。 真夏の 「花楽の里」は花は少ないが、緑のグラデーションが満開、涼しい風が斜面を吹き流れる。



 のんびりのびのびの花楽の里。ここちよいそよ風がずっと吹いていた



 下は春から秋にかけての花ごよみ。


花楽の里の花ごよみ 出典:六合村のパンフレットより

 残念ながら真夏はマツムシソウ、オオベンケイソウ、ヒメひまわり、ブルーベリーくらいしか咲いていない。



クリスマスローズ属

ヘレボルス
Helleborus)はキンポウゲ科のクリスマスローズ属に分類される植物の総称。ヘレボラスともいう。「クリスマスローズ」という呼称はクリスマスのころに開花する「ヘレボルス・ニゲル」だけを指した呼称であるが、日本の園芸市場では「レンテン・ローズ」と呼ばれる「ヘレボルス・オリエンタリス」なども「クリスマス・ローズ」の名前で出回る。

「チベタヌス」が中国の四川省から雲南省にかけて自生しているのを除けば、15の原種の全てが、東ヨーロッパからバルカン半島からトルコ、シリアに自生している。品種改良は主にイギリスで進められた。「クリスマスローズ」という呼称も「イギリスのクリスマス」に開花するという意味である。夏は休眠状態となり根は活動を休止し、呼吸しているだけの状態となる。


 下は斜面に栽培されているクリスマスローズ。何と10万本も栽培されている!



 クリスマスローズが咲くのは4−5月だが、下の写真にあるように一つだけ?咲いていた。


ひとつだけ季節はずれに咲いていたクリスマスローズ

 下はこの春(ゴールデンウィーク)に「花楽の里」にはじめてきたときに撮影したクリスマスローズのの花。この花は休憩施設の中に鉢植えで置いてあったもの。なかなかシックで美しい花だ。


ゴールデンウィークに「花楽の里」にきたときに撮影したクリスマスローズ


ゴールデンウィークに「花楽の里」にきたときに撮影したクリスマスローズ


ここで

青山家(東京都品川区)の屋上で妻が栽培している
クリスマスローズを紹介しましょう!


撮影:2009.9.2 曇り

 
青山家(東京都品川区)の屋上で種から育てているクリスマスローズ。




夏の暑さで枯れたり、弱っているクリスマスローズの苗
ただ新芽も育っています!


大きく育ったクリスマスローズ

クリスマスローズはこのように東京のど真ん中でも栽培できます。


ミカンの木もあります。




 すでに8月も中旬を過ぎ下旬に入っている。写真のようにススキが風になびき、早くも初秋だ。



つづく