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日弁連次期事務総長に
海渡雄一氏
が内定

青山貞一
 
12 March 2010
独立系メディア「今日のコラム」

 3月10日、宇都宮健児氏が日弁連会長に当選し時期会長に内定したが、その日弁連の事務総長に海渡雄一弁護士(東京共同法律事務所)が就任することになった。

 海渡弁護士は、ここ3年間、私たちと一緒にPLC訴訟や国土幹線道路、土地収用など、国相手の各種行政訴訟、行政不服審査などで一緒にたたかってきた弁護士である。

 海渡さん、おめでとうございます。これからも一緒にがんばりましょう!

 以下は12日深夜届いた海渡弁護士からのメール。

青山先生
みなさま

どうもありがとう。

宇都宮先生とタグを組んで、真に市民から頼りにされる弁護士会にしたいと思います。

日弁連を日本の行政を変えていく推進力にしたいと思います。どうか応援して下さい。

海渡 雄一


左から星川淳グリーンピース事務局長、海渡雄一弁護士、青山貞一
撮影:池田こみち  国連大学ビルカフェにて


PLC行政訴訟原告団集会(東京都品川区)にて
左から二人目が海渡弁護士、三人目が只野弁護士(ともに東京共同法律事務所所属)、右端が青山貞一

<海渡弁護士の独立系メディアへの投稿論考>

◆海渡雄一:国連人権理事会の審査を傍聴して〜世界各国から日本の死刑執行停止、代用監獄の廃止を求める声〜


日弁連が国連(ジュネーブ)で行ったブリーフィング
左から二人目が海渡雄一弁護士


日弁連が国連(ジュネーブ)で行ったブリーフィング
左端が海渡雄一弁護士

<海渡弁護士の独立系メディアへの掲載、共謀罪関連>
◆海渡雄一:共謀罪・選挙が終わって牙をむいた寝たふり与党
◆日本弁護士連合会は共謀罪立法に反対します! 「共謀罪」が、国連越境組織犯罪防止条約を理由に制定されようとしており、2004年の第159回通常国会から審議されています。いったんは廃案となりましたが、2005年の第163回特別国会に再度上程され、継続審議の扱いとなり、第164回通常国会でも、幾度となく強行採決の危機を乗り越えて継続審議となりました。第165回臨時国会においても予断を許さない状況が続いています。
◆海渡雄一:「共謀罪」与党が民主案丸呑み、〜一寸先は闇〜
◆海渡雄一:「共謀罪」成立当面阻止、〜直ちに、次の闘いに備えよう!〜


◆日弁連次期事務総長に海渡氏 社民党首の夫

 日本弁護士連合会(日弁連)の次期会長に内定した宇都宮健児氏(63)は10日、事務局を束ねる事務総長に、弁護士で社民党党首の福島消費者相の夫、海渡(かいど)雄一氏(54)(第二東京弁護士会)を充てる方針を明らかにした。

 事務総長は日弁連の中でも、最高裁、法務省や政党との交渉窓口となる要のポスト。海渡氏は1981年に弁護士登録し、NPO法人「監獄人権センター」の事務局長を務め、原発設置や航空機事故を巡る訴訟を数多く手がけてきた。

(2010年3月11日00時53分  読売新聞)

日弁連会長に宇都宮氏 再投票、改革訴え主流派破る
2010年3月10日19時4分 朝日新聞

 史上初の再投票となった日本弁護士連合会(会員約2万8千人)の会長選の投開票が10日改めて行われた。多重債務問題への取り組みで知られ、08年末の「年越し派遣村」で名誉村長を務めた宇都宮健児氏(63)=東京弁護士会=が当選を決めた。任期は4月からの2年間。

 無派閥で立候補した宇都宮氏は「日弁連の改革」を訴え、東京・大阪の主流派閥が推し、現執行部の路線を継承する山本剛嗣(たけじ)氏(66)=同=に挑んだ。2月の最初の投票では総得票数で山本氏に負けていたが、地方で圧勝した勢いに乗り、再投票では全国52の弁護士会のうち3分の1以上(18会以上)で1位をとる当選条件を満たした。

 宇都宮氏は選挙戦で、これまでの司法制度改革について、弁護士過疎の解消などは評価しつつ、「法的需要の現状とずれた部分やひずみは大胆に変える必要がある」と主張。司法試験の合格者数の半減のほか、法曹養成制度の見直しにも言及してきた。

 また、地方や若手の声が反映されていないとして、「風通しのよい日弁連を実現する」と訴えた。貧困や格差拡大を「最大の人権問題」と位置づけ、日弁連をあげて取り組むとしている。

海渡雄一弁護士の略歴(Wikipedia他)
  • 1979年 東京大学法学部卒業
  • 1981年 司法修習33期修了し弁護士登録
  • 日弁連において刑事拘禁改革実現本部事務局長代行、
  • 国際刑事立法対策委員会副委員長、共謀罪立法対策ワーキンググループ事務局長を歴任。
  • 2010年 日本弁護士連合会の事務総長に就任(予定)
  第二東京弁護士会所属。事務所は、東京共同法律事務所
   (東京都新宿区新宿1丁目)。