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トヨタ車リコールの
根本原因は電子系統か?

青山貞一
 

12 Jan. 2010
独立系メディア「今日のコラム」

 米国カリフォルニア州の高速走行中の死亡事故に端を発したトヨタ車のリコール事件は、米国から欧州、中国にまで波及している。

 さらに車種も従来の8車種に加え、最新のプリウスにまで波及している。

 ある日本の夕刊紙は、斜陽化した米国の自動車産業の盛り返しのために、トヨタ・バッシングをしているのでは? など穿った見方もある。

 ところで、独立系メディアの一読者からトヨタのリコール問題に関し、日本では余り報道されていない情報が寄せられたので、以下に紹介したい。

 出典の大部分はCNNである。
 
 周知のようにトヨタ車のアクセルペダルが戻りにくい問題や急加速の問題について、トヨタはアクセルペダルの機械的な問題であるとして処理しようとしている。

 しかし、米国の何人かの専門家は、今回の一連のリコール問題の原因は、機械的なものではなくコンピュータ系統に起因する電子的な問題ではないかと考えているようだ。

 もし、そうだとすると、トヨタ側は本当の問題が何であるかを理解しておらず、現在行われているリコールは形だけの対応であり、本質的な改善にとって、あまり意味がないかもしれない。

 これを米国のメディアで取り上げたのは、CNNであるが、そのCNNの指摘に対し、トヨタ側はその可能性を否定している。

 一方、自動車の消費者安全問題を支援しているS.ケイン氏によると、2002年の時点でトヨタカムリに対する意図しない急加速の苦情の急増が見られたという。

 これに対し、苦情を受けたトヨタは個別にディーラー経由で、こっそり電子制御系統をリフレッシュすることでその場を対処をしていたとされる。

 したがって、今回のリコール対象になっていない車についても同じ電子制御系統の問題が残っている可能性があり、その点についてトヨタの姿勢が問われれていることになる。