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■母親の遺体とともに見つかったガザの子ども達 Gaza Children Found With Mothers’ Corpses (8/Jan./2009 by ALAN COWELL NY Times) 国際赤十字委員会は、木曜日に「衝撃的な」場面に出会ったと述べました。赤十字委員会の代表が、イスラエルの砲弾で打ち壊されたガザの一部に初めて足を踏み入れたとき、小さな子ども達が母親の遺体に寄り添っているのを。赤十字委員会は、戦闘地域において負傷した人を保護する義務に違反しているとイスラエルを非難しました。 この非難に対し、イスラエル軍は直接のコメントを控えています。イスラエルは声明で故意に「パレスチナの民間人を人間の盾として」利用しているとして、ガザの敵対者ハマスを非難しています。そして、イスラエルの陸軍は「戦闘中でも、市民が支援を受け取れるように、国際救援組織と密接に協力して働いている」と述べました。 イスラエル軍は、声明で「決して故意に民間人を狙ったりはしないし、作戦を中断してでも民間人の命を救い、無実の市民を支援するために負傷の危険まで冒す意欲を見せている」と述べ、「いかなる深刻な申し立ても、いったん正式にそのような苦情を受ければ、現在の軍事行動の制約の中で、適正に調査される必要がある」と断言しました。 ジュネーブにある国際赤十字委員会本部は、ガザ西部のZeitounの被害を受けた地域に立ち入ることを土曜日から求め続けていたのに、イスラエル当局が許可したのは水曜日、まさに人道的見地からガザに対する3時間の攻撃中止を受け容れた初日だけだった、と例を見ない厳しさで批判しました。 声明によれば、水曜日、赤十字が同行したパレスチナ赤新月委員会の4台の救急車が、Zeitounに向かったところ、そこの家々のひとつで「4人の幼い子ども達が亡くなった彼らの母親に寄り添っているのを見つけました。子ども達はあまりに衰弱していたので、立ち上がることもできなかったのです。また、成人の男性一人が生きてはいるもののやはりたつこともできないくらい衰弱していました。マットレスの上には少なくとも12人の遺体が横たわっていました」 救援隊の声明は続きます。「別の家では、負傷者を含む15人の生存者を見つけました。また別の家では、さらに3人の遺体を見つけました。この家からおよそ80m離れた地点で任務についていたイスラエル兵は、その場所は立ち入り禁止だと救援隊に立ち退くよう命令しました。他のいくつかの場所でも、2台の戦車とイスラエル国防軍が近くにいました」 イスラエル軍が塹壕を掘ったため救急車が目的地に入ることができず、「子どもや負傷者を救急車まで補助カートで運ばなければなりませんでした」と声明は述べました。 声明は、事態を「衝撃的」と表現したの国際赤十字委員会のイスラエルとパレスチナ地域代表Pierre Wettach氏の言葉を引用しました。 「イスラエル軍が状況に気付いていたのは間違いありませんが、彼らは負傷者を放置しました。イスラエル軍は、わたし達にもパレスチナ赤新月社にも負傷者の救助を認めませんでした」 国際赤十字委員会は声明で「この場合、イスラエル軍は負傷者を保護して避難させる国際人道法下の義務を果たさなかったと考えます。救助の遅れは決して許されません」と述べました。 (仮訳 どすのメッキー 9/Jan./2009) *************************************************** 国境なき医師団は設備も電力もままならない現地で、24時間体制で、すべてをなげうった努力を続けています。しかし、イスラエル軍の攻撃と封鎖が、これ以上続けば、彼らにも限界がきます。 http://www.msf.or.jp/news/2009/01/1567.php UNRWAも一時撤退を余儀なくされた今、即時停戦の声は一瞬も緩めることができない状態になっています。 ブログ"sometimes alittle hope" http://hope.way-nifty.com/a_little_hope/ |