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政府・自民党
1年間だけの高速割引
〜露骨な総選挙対策〜

青山貞一
掲載月日:2008年10月11日


 民主党の高速道路無料化政策をボロクソ誹謗中傷してきた自民党だが、この1年間に限り、高速道路の夜間割引を10月14日から来年の9月30日まで5割引にすると発表した。

 首相の最大任期が来年の9月までだから、それまでには必ず総選挙がある。まさにこれって選挙対策ではないのか? この1年間だけ。しかもETC車だけというのもふざけている。

 これは露骨な選挙対策だ。実に国民を馬鹿にした話しである!

 それにしても、大マスコミは政府の広報機関となっている。ただ以下のような記事を垂れ流すだけは広報機関にすぎない。なぜ、批判をしないのか?

高速道夜間割引、14日から5割引に

 政府がまとめた緊急経済対策の目玉のひとつである高速道路料金の夜間割引が、今月14日から5割引に拡大されることになりました。

 値引きされるのは今月14日から来年9月30日までの1年間、ETC=料金自動収受システムを搭載して、全国の高速道路を利用する車両を対象に実施されます。

 平日の午前0時から4時までこれまで4割引きだった料金を5割引に拡大するほか、土日・祝日の午前9時から夕方5時の昼間の時間帯も、東京・大阪近郊を除いて5割引にします。

 これにより、東京から大阪まで夜間、普通自動車で移動する場合、通常1万650円の高速料金が5350円となります。

 今回の割引で予想される減収は1026億円にのぼりますが、緊急経済対策として全額国費で負担するため、高速道路各社が45年かけておよそ40兆円の債務を返済する償還計画に変更はありません。

(JNN 2008年10月10日16:59)