◆小沢氏 次の代表選に別候補を
NHK ニュース 2010年6月4日 21時10分
民主党の小沢幹事長は、みずからに近い議員グループの会合に出席し、民主党の代表選挙で菅新総理大臣が新たな代表に選出されたことについて、「樽床氏の獲得した129票はわれわれの団結の証しだ」と述べたうえで、9月に行われる見通しの次の代表選挙に、菅新総理大臣とは別の候補者の擁立を目指す考えを示しました。
4日に行われた民主党の代表選挙で、小沢幹事長に近いグループは自主投票としましたが、幹部の間では樽床衆議院環境委員長を支援する動きが出ていました。
これについて、小沢幹事長は、グループが4日夜に開いた会合に出席してあいさつし、「皆さんには、私自身が抱えている問題もあって、私自身がこの戦いに参加することができず、申し訳なかったが、樽床氏が負けたからといって129票という数字は決して恥ずかしい数字ではなく、われわれの団結の証しだ」と述べました。
そのうえで、小沢氏は「皆さんの中には、色々な人間関係や、われわれの仲間から候補者が出なかったこともあって、同じ投票行動を取ることができなかった人もいると聞くが、次に同じような戦いがあったとき、もう一度団結すれば過半数を制することは決して不可能ではない」と述べ、9月に行われる見通しの次の代表選挙に、菅新総理大臣とは別の候補者の擁立を目指す考えを示しました。
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