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昨日(2010年5月24日)、Yoshinogawa という名称のメーリングリストで以下の新聞記事を含め多くの新聞記事が送られてきた。
よく読むと、吉野川第十堰可動堰化問題を巡り活動してきたNPO法人「吉野川みんなの会」(豊岡和美代表理事、会員121人)がこの5月23日、徳島市内で通常総会を開き、「可動堰中止という最大の目的が実現できた。新たなスタートを切るべきだ」として解散を決めた、という。 吉野川第十堰の保存は、同時に可動堰の建造を阻止したという意味で、まさに「脱ダム」の元祖ともいえるものだ。感無量である。 .... ところで青山貞一や池田こみちらが設立し以来19年間、環境問題の専門家らが全国各地のNPO/NGOを技術的、法律面で支援する「環境行政改革フォーラム」がある。 ちなみに、環境行政改革フォーラムの公式Webのエントランス左にある夕陽の写真は和歌山県雑賀崎で撮影したものである。 その環境行政改革フォーラムが和歌山市の雑賀崎で総会を開催する際に、地元徳島市の姫野氏らの呼びかけで、まず徳島市に集合し、第十堰を視察し、議論した翌日、フェリーで徳島港から和歌山港に行き、総会を行ったことがある。 下は吉野川第十堰を裸足でわたる池田こみちさんである。周知のように吉野川の幅員は非常に広く、対岸が見えないほどだ。 吉野川第十堰を裸足でわたる池田こみちさん 撮影:青山貞一、Fujifilm Digital Camera 2000.6.9 下はみんなの会の前身でもある吉野川第十堰市民環境アセスメントの会と環境行政改革フォーラムの合同で開催した「吉野川・第十堰アセス・フォーラム」の記事である。 この会議には、青山(当時環境総合研究所長)、池田(環境総合研究所副所長)の他、原科東京工大教授らも環境行政改革フォーラム側のメンバーとして参加した。 徳島市で開催されたフォーラムの徳島新聞の記事 一方、和歌山市の雑賀崎で行った環境行政改革フォーラムの総会には現在外務副大臣をしている福山哲郎参議院議員(当時は民主党参議院の副会長)も駆けつけた。 フォーラムの専門家が間に入り、不要な公共事業の一部として和歌山港を拡大する港湾計画に対して地元団体と議論、最終的に計画の策定予算を全面削除させている。 江戸時代に建造された吉野川第十堰を保存する市民団体の活動を少しでも支援できればという思いからである。
吉野川第十堰の位置図 |