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櫻井南相馬市長と宮沢賢治

青山貞一
 

掲載月日:2011年9月9日
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 大学の同僚、中原秀樹さん(世田谷区環境審議会会長)が、世田谷区の保坂区長に提案し、櫻井南相馬市長を世田谷区にお呼びし、成城学園近くの公会堂で400人規模の講演会を行ったと、一昨日、研究室で伺いました。

 中原先生自身も大感激したとのことです。当日は、満員で溢れるほどの好評だったと、わざわざお礼に来られました。

 過日、岩手県三陸海岸に現地視察で出かけたとき、新花巻駅経由で三陸海岸に向かいました。

 花巻と言えば櫻井さんも尊敬する宮沢賢治の故郷、さまざまな記念館がありました。

 先に外国特派員協会での講演後、独立系メディアのスタジオで会見していただいたときも櫻井市長は幼少の頃から宮沢賢治を尊敬していた。


現代の宮沢賢治、櫻井南相馬市長

 私は40年も前ですが、花巻に本部を置く、宮沢賢治友の会(名称は不確か)の会員になったことがあります。

 宿泊先の遠野でもあちこちに「雨にも負けず..」がありました。


出典:JR新幹線、新花巻駅前にて

◆雨にも負けず      宮沢賢治(37歳で永眠)

雨にも負けず 風にも負けず雪にも夏の暑さにも負けぬ

丈夫なからだをもち慾はなく決して怒らずいつも静かに笑っている

一日に玄米四合と味噌と少しの野菜を食べ

あらゆることを自分を勘定に入れずによく見聞きし分かり

そして忘れず野原の松の林の陰の

小さな萱ぶきの小屋にいて東に病気の子供あれば

行って看病してやり西に疲れた母あれば

行ってその稲の束を負い南に死にそうな人あれば

行ってこわがらなくてもいいといい

北に喧嘩や訴訟があればつまらないからやめろといい

日照りの時は涙を流し寒さの夏はおろおろ歩き

みんなにでくのぼーと呼ばれ褒められもせず苦にもされず

そういうものにわたしはなりたい