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ショパン生誕200周年記念
中世の町並みを残す
ポーランド・クラクフ

青山貞一 池田こみち

掲載年月日:16  September 2010
独立系メディア「今日のコラム」
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本コラムの分類<世界紀行>

 今年はピアノの詩人、フレデリック・フランソワ・ショパン (Frederic Francois Chopin, ポーランド名 Fryderyk Franciszek Szopen, 1810年)の生誕200周年の年です。

 ショパンは、ポーランド出身の前期ロマン派音楽を代表する世界的作曲家、当時のヨーロッパにおいてもピアニストとして、また作曲家として有名でした。

 作曲のほとんどをピアノ独奏曲が占め、ピアノの詩人とも呼ばれるように、さまざまな形式、美しい旋律、半音階的和声法などによってピアノの表現様式を拡大し、ピアノ音楽の新しい地平を切り開きました。

 ノクターンやワルツなど、今日でも彼の作曲したピアノ曲はクラシック音楽ファン以外にもよく知られています。ピアノの演奏会において取り上げられることが最も多い作曲家の一人でもあります。 

 一方、ポーランドにあって中世の町並みをそのまま残す希有なまちがクラクフです。クラクフは、皮肉にもナチス・ドイツがポーランドを占領した際、司令部が置かれたことから奇跡的にまちの破壊を免れました。

 東欧随一の広さを誇るクラクフの中央広場には「織物会館」があり、その広場を中心にすばらしい古都の歴史的、文化的な景観が展開します。

 このビデオは、青山貞一、池田こみちがナチス・ドイツの強制収容所現地調査で2009年3月にポーランドを訪問し、アウシュビッツ、ビルケナウ、マイダネクなどを現地調査した際、クラクフに立ち寄ったときに撮影したビデオや写真をもとに、作成しました。
 
 背景に流れる軽快な音楽は、ショパンのノクターンをジャズ風にアレンジしたものです。生誕200周年を迎えたショパンの曲を聴きながら存分にクラクフの映像をお楽しみください。


F. Chopin 200th Anniversary
Old Town Krakow Poland -Central Market Square -
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