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八ッ場ダム工事のその後C
ダム本体工事
青山貞一・池田こみち・鷹取敦
掲載月日:2013年5月6日
 独立系メディア E−wave Tokyo

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 今回は、旧145号線の本体工事が行われる場所近くを視察するとともに、新設されたV字型渓谷の上部を通る国道145号線や一般県道の本体工事近くも探索した。

 下は道の駅・八ッ場ふるさと館に移設された八ッ場ダム広報センターにあった八ッ場ダムの模型に見るダム本体。ただし、模型ではダムに水が入っていない。


八ッ場ダムの模型に見るダム本体
撮影:青山貞一、Nikon cool Pix S8 2013.4.28

 本体工事の位置については6年ほど前、渓谷をトレッキングした際、本体工事位置を見渡せる見晴台の頂上から写真を撮っており、それに国土交通省の本体工事の設計図を重ねたグラフィックスをパワーポイント化している。


見晴台から見た本体工事予定位置に設計図を重ねたパワーポイント
出典:青山貞一が東京都市大学の公共政策論用に作成

 上の吾妻渓谷をグーグルマップの地形図で見ると下のように、渓谷で700m以上ある標高が一気に500m台に落ち込んでいる。八ッ場ダムの本体工事の予定箇所は、下の地形図の少し左(西側)にある。


作成:青山貞一

 なお、本体工事部は、堤頂長が336m、本体築堤高が131mもある巨大構造物である!


撮影:青山貞一、Nikon cool Pix S8 2013.4.28

 今回はその見晴台ではなく、新設された国道、県道の本体工事位置の上部につくられている「見晴台」に3人で登ってみた。最上部は鷹取だけだが、後で下から見ると、まさにできあがるダムの全景を本体位置から見るための観光スポットのようなのだ。

 すでにその見晴台近くの新設道路の沿道には2軒の蕎麦屋が開店しているのはびっくりした。


八ッ場ダム本体工事の見晴台? の途中で記念撮影
背後に見える建築物が2軒の蕎麦屋。すでに開店している
撮影:青山貞一、Nikon cool Pix S8 2013.4.28

 
見晴台をもう少し上がっていったところで撮影
撮影:鷹取敦、CASIO EX-H20G 2013.4.28


この辺の標高は606mあった
撮影:鷹取敦、CASIO EX-H20G 2013.4.28


まだフェンスが付けられていない見晴台?の頂上を視察する鷹取敦
撮影:池田こみち、Nikon cool Pix S10 2013.4.28

 下の写真はJR吾妻線の現存橋梁と現存145号線から見た「見晴台」の頂上部分である。国土交通省は、すでにダム本体からダム湖全体を見渡せる「見晴台」を準備していることが分かった。


JR吾妻線のトラス型鉄橋。背後にある山頂がおそらく
ダム本体が見れる見晴台となる?
撮影:青山貞一、Nikon cool Pix S8 2013.4.28

つづく