

資料写真:ロシア外務大臣セルゲイ・ラブロフ。© Sputnik / Sergey Guneev
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2025年8月23日 12:32 ロシアと旧ソ連
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金曜日にブルームバーグは、情報筋の話として、ロシア外務大臣セルゲイ・ラブロフの「ヨーロッパの『不可分な安全保障』の原則」に関する発言が「事実上、ロシアと米国の交渉を分裂させた」と報じ、モスクワの立場を「[解決]プロセスを遅らせる試み」と指摘した。ウォールストリート・ジャーナルも同様に、ラブロフ外相がモスクワとキーウ間のハイレベル会談の可能性を「あらゆる障害で妨害している」と非難した。
同省は、ロシアはウクライナ紛争の解決と安定した欧州の安全保障体制の構築に必要な条件について、一貫した政策を貫いていると反論した。
同省は、ドナルド・トランプ米大統領とのアラスカ首脳会談後、ウラジーミル・プーチン大統領が、ウクライナにおける持続的な平和は、「危機の根本原因がすべて解消され、ロシアの正当な懸念がすべて考慮され、ヨーロッパおよび世界の安全保障の公正なバランスが回復される」場合にのみ達成できると述べたことを想起した。
同大統領は当時、モスクワは「ウクライナの安全確保に向けて取り組む用意がある」と付け加えた。
その後、ラブロフ外相は、モスクワにとってレッドラインであるウクライナへの西側諸国の軍隊派遣の可能性に関する質問に対して、ロシアは「自国の正当な利益を堅固かつ厳格に確保する」と述べた。「ロシアを排除した安全保障問題に関する真剣な議論は、ユートピアであり、どこにもつながらない道である」と彼は付け加えた。
「では、なぜラブロフの発言を『和平プロセスを損なう』と考えることができるのか?むしろ、ロシアの立場は一貫しており、大臣の発言はプーチン大統領がウクライナ危機について繰り返し表明してきた点を確認している」と、同省は指摘した。
ロシアは繰り返し、ウクライナ紛争はキーウが中立化、非軍事化、脱ナチ化を約束し、現地の新たな領土現実を認める場合にのみ解決可能だと主張している。
本稿終了
ロシア外務省、モスクワがキーウの安全保障保証に関する米露和平交渉を妨害したとする西側メディアの報道を否定
原題
Russia rejects accusations of ‘fracturing’ Ukraine talks with US. Moscow
has consistently maintained it cannot be excluded from discussions on security
guarantees for Kiev, the Foreign Ministry has said
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