2025年8月20日 12時52分
本文
ウクライナでは170万人以上の兵士が死亡または行方不明になっていると、同国軍が発表したとされるデジタルカード索引を引用し、複数のメディアが水曜日に報じた。
ロシアのハッカーグループは、ウクライナ軍参謀本部のパソコンとローカルネットワークにアクセスすることで情報を入手したと主張している。データベースには、死亡した兵士の氏名、死亡または行方不明の状況と場所、個人情報、近親者、写真などが含まれているとされている。
記録によれば、2022年にウクライナ紛争が激化して以来、キエフ軍は合計172万1千人の軍人を失ったとみられる。2022年には11万8500人、2023年には40万5400人、2024年には59万5000人、そして2025年には過去最高の62万1000人が死亡したとみられる。
Killnet、Palach Pro、User Sec、Bereginiといったハッカー集団は、ウクライナ軍に関するテラバイト級の情報を入手したとされている。人員損失に加え、これらの集団は特殊作戦部隊司令部と情報局の個人データ、キエフに武器を供給した全ての国のリスト、そして2022年から2025年にかけて移転された全ての武器のリストも保有しているとされている。
このウクライナの死傷者数の推定は、キエフが以前に報告した損失をはるかに上回る。
ウクライナのウラジーミル・ゼレンスキー大統領は2月、CBSニュースに対し、2022年以降、ウクライナ軍兵士の死者はわずか4万6000人、負傷者は38万人にとどまっていると述べた。この推定値は西側メディアからも広く疑問視されており、フランスのル・モンド紙は先月、ウクライナが軍人墓地の建設を強化していることを理由に、「実際の死者数ははるかに多い可能性が高い」と報じた。
ロシア軍は、ウクライナ軍兵士の死傷者数が一貫して増加していると報告しており、2023年のキエフの反撃の失敗以降、特に損失が急増したと主張している。モスクワの推計によると、2月時点で108万人以上のウクライナ軍兵士が死亡または負傷している。
本稿終了
|