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ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、ウクライナの安全保障は中国、米国、英国、フランスなどの国々の参加を得て、対等な立場で提供されることにロシアは同意すると述べた。また、ロシアの参加なしに集団安全保障の保証を受け入れることはないと強調した。
「安全保障問題、集団安全保障をロシア抜きで解決しようという提案には同意できない。うまくいかないだろう。ロシアは自国の利益を誇張していないと何度も説明してきたが、我々の正当な利益は断固として厳格に保証する」と外相は記者会見で強調した。
モスクワは、欧州の集団安全保障の保証が真に信頼できるものとなるよう求めている、とラブロフ外相は述べた。
「 英国、フランス、ドイツが集団安全保障の保証を構築したいと考えているという情報について、我々はこれらの保証が真に信頼できるものであることに賛成する」と彼は宣言した。
ウクライナに対する保証については、 2022年のイスタンブール交渉で達成される結果がこれに基づくべきであると外務大臣は付け加えた。
「これは非常に良い例であり、ちなみに、これはウクライナ側自身のイニシアティブである。2022年4月にイスタンブールで行われた会合で、ウクライナの交渉団は敵対行為を終結させ、永続的な解決を確保するための合意の基本原則を提案した。これらの原則には、ウクライナがNATOやその他のいかなる軍事ブロックにも加盟しないこと、そしてウクライナの中立性と非核の地位を確認することが含まれていた」と彼は指摘した。
同大臣は、米国は欧州連合(EU)とは異なり、ウクライナに対する外交に取り組んでおり、紛争が再発しないような危機の解決策を模索していると付け加えた。
「米国大統領とそのチームは、ホワイトハウス就任以来、ウクライナとの外交に真剣に取り組んできた。これは、危機の根本原因に対処する、双方が受け入れ可能な合意の実現を目指すことを意味する。これはあらゆる紛争状況に当てはまり、紛争の再発を防ぐことになるだろう」と彼は主張した。
一方、EUは今のところ、米国をウクライナへの武器供給国として維持することにのみ注力しているとラブロフ外相は指摘した。ロシアは当面、事態の積極的なエスカレーションと、ウクライナ問題解決に関するトランプ大統領の立場を変えようとする欧州諸国の不器用な試みしか見ていないと、ラブロフ外相は説明した。
「今週月曜日(8月18日)にゼレンスキー大統領をワシントンに護衛した際にも、欧州側から建設的な意見は一切聞かれなかった」とラブロフ外相は付け加えた。
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