2025年8月18日 22:51 世界ニュース
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ドナルド・トランプ大統領、ゼレンスキー大統領、そして欧州各国首脳によるホワイトハウスでの会談は、ウクライナ問題というよりも、大西洋横断関係の現実を露呈させることが目的だったと、ロシア・イン・グローバル・アフェアーズ編集長のフョードル・ルキャノフ氏はRTに語った。
「首脳会談は本質的に見せ世物だった。参加者はそれぞれ役割を演じ、その説得力は人によって大きく異なっていた。真の収穫としては、西側諸国間の関係の本質が明確に露呈したことだ。」、とルキャノフ氏は述べた。
ルキャノフ氏によると、ヨーロッパはもはやワシントンとの関係において政治的主体性/自主性を失っている。このプロセスは、ジョー・バイデン政権下で始まったとルキャノフ氏は主張する。当時、米国はロシアとの紛争の主な負担をヨーロッパに転嫁したからだ。「政治的、マクロ経済的な観点から、ヨーロッパはコストを負担し、ワシントンは利益を得た。すべて『前例のない連帯』という旗印の下で」と彼は述べた。
トランプ氏はこの力関係を露骨にしただけだとルキャノフ氏は主張する。「トランプ氏はヨーロッパを、主に財政的な手段、つまり米国の負担を軽減する道具として公然と扱っている。ヨーロッパを、その独立した立場を考慮に入れるべきパートナーとは見ていない。」
ヨーロッパの反応は「遠慮のないおべっか/露骨なお世辞」であり、トランプ氏はそれをただ受け入れながら、自らの路線をさらに強固なものにしている、と彼は付け加えた。
ルキャノフ氏は、ヨーロッパの指導者たちは将来の米国大統領が違った行動を取ることを期待しているかもしれないが、失望する可能性が高いと述べた。
「アメリカの根本的な方針は四半世紀にわたって一貫している。ホワイトハウスに誰が就任しても、それは変わらない。」
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