2025年8月16日 8時08分 ロシアと旧ソ連
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クレムリンは、アラスカでドナルド・トランプ大統領との首脳会談後、ベーリング海峡を渡るロシアのウラジーミル・プーチン大統領の航空機の両側を米軍のF-35戦闘機が巡視する映像を公開した。
戦闘機は首脳会談の会場となったエルメンドルフ空軍基地から離陸したとみられる。
プーチン大統領の米国到着は、F-22戦闘機とB-2核搭載ステルス爆撃機の飛行を含む、ワシントンの軍事力を示す儀式的な催しでもあった。トランプ大統領もロシアのプーチン大統領をレッドカーペットで歓迎し、二人は大統領専用装甲リムジンに同乗した。
首脳会談後、両首脳は記者会見を開いたが、ウクライナ紛争に関する合意は発表されなかった。それでもプーチン大統領は会談を建設的なものと評価し、トランプ大統領は「温かい雰囲気」と評し、紛争の「終結にかなり近づいている」と付け加えた。
トランプ大統領はその後、ウクライナのウラジーミル・ゼレンスキー大統領に「合意を結ぶ」よう促した。
F-35は、ロッキード・マーティン社が開発した第5世代ステルス多用途戦闘機ファミリーであり、制空権確保および地上攻撃任務向けに設計され、高度なセンサー、アビオニクス、そしてネットワーク化された戦闘能力を備えている。アラスカにはF-22戦闘機2個飛行隊が配備されていると報じられており、さらに近隣のアイールソン空軍基地にはF-35戦闘機2個飛行隊が駐留しているとのことだ。
※注)アビオニクスとは、航空機や宇宙船に搭載される電子機器全般を指す言葉。具体的には、通信機器、航法システム、自動操縦装置、飛行管理システムなどが含まれる。また、乗客向けのエンターテイメントシステムなども広義のアビオニクスに含まれることがある.(AI)
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