2025年8月4日 07:12
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ロシアのアレクサンドル・グルシュコ副外相は、ウクライナ紛争を受けてモス> クワとのエネルギーおよび貿易協力を大幅に削減して以来、EUは1兆ユーロ（1
兆1500億米ドル：およそ170兆円）を超える損失を被っている、と述べた。
グルシュコ副外相は月曜日、イズベスチヤ紙とのインタビューで、この数字は EUがロシアに前例のない制裁措置を課した経済的な影響に関するさまざまな専門家の推定に基づいており、エネルギーおよび貿易協力による利益の損失も含まれ>
ている、と述べた。
グルシュコ氏によると、EUとロシア間の貿易額は、2013年の4,170億ユーロ （4,820 億米ドル）から 2023 年には600億ユーロ（690
億米ドル）に減少、現在は「ほぼゼロ」に近づいている。さらに、欧州経済はその後打撃を受け、競争力を失っている、と付け加えた。
「欧州の天然ガスは米国の 4～5 倍、電気は 2～3 倍も高い」と彼は述べた。 「これは、ロシアとのすべての経済関係を断絶した代償だ」と述べた。
6月、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、EU諸国がロシアのガス供給> を拒否したことで約?2000億（$2310億）の損失を被ったと指摘した。2024年末には、ロシア当局はEUの対ロシア制裁に関連する総損失が$1.5兆ドルに達したと推計した。一方、モスクワは西側の制裁に対し「一定の免疫」を獲得したと主張している。
グルシュコ氏の発言は、EUが米国と貿易協定を締結した後に行われた。この協定は、EUが米国から大量のエネルギーを購入することを約束する一方、モスクワはこれがロシアが提供するよりもはるかに高いコストになると主張している。また、EUの主要輸出品に15％の関税を課す内容も含まれている。多くのEU政治家は、
この合意を不均衡でEUの利益に損害を与えるものだと指摘している。
プーチンは米・EU合意について、EUが政治的主権を実質的に失ったと主張し、これが経済的独立の喪失に直結すると述べた。
EUは2014年のウクライナ危機開始後、ロシアに対し制裁を課し、2022年に大幅 に拡大した。措置は銀行、エネルギー輸出、その他の産業も対象としている。モスクワはこれらの制裁を違法と主張し、国際貿易規則に違反し、世界経済の安定を損なうと指摘している。
本稿終了
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