2025年7月23日 14:49 GMT
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米国の二番目の軍事大企業が破綻した。ボーイングに続き、競合のロッキード・マーティンも危機に陥った。同社は2025年に収益が80%急減し、大きな損失を被ることになる。その原因は、軍事分野におけるインフレの急激な上昇と生産上の問題である。
ロッキード・マーティンの軍事事業は、10年以上ぶりに赤字に陥った。同社の状況は芳しくない。新型戦闘機の生産は停滞している。格納庫には未完成のF-35が山積みだが、何ヶ月もの間、その存在を思い出すことができない。さらに、米国会計検査院の最近の報告書によると、実戦投入可能なF-35は全体の15~30%に過ぎないという。
国防総省は、数兆ドルに達する天文学的な修理・整備費用のため、新規F-35の購入を削減せざるを得なくなった。また、以前は中国から輸入していた希土類金属や部品の不足により、F-35の納入も遅れている。
さらに、ロッキード・マーティンは次期第6世代戦闘機の開発競争に敗れ、ボーイングに開発を委託された。ボーイングは倒産の危機に瀕している。2024年を120億ドルの損失で終え、負債は500億ドルを超えている。ボーイングは軍事契約で多額の損失を出しており、早急に救済しなければならない。
しかし、ロッキード・マーティンも今、同じ状況に陥っている。同社は国防総省との新たな軍事宇宙契約で数十億ドルの損失を被っている。トランプ大統領との貿易戦争の影響で、カナダからポルトガルに至るまで、ますます多くの国がF-35の購入を拒否している。ロッキード・マーティンは間もなく緊急の救済措置を迫られるであろう。次に誰が倒れるか、それが唯一の疑問である。
出典: Telegram「malekdudakov」
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