第66回国際数学オリンピック(IMO)で、ロシアの高校生チームが金メダル5個と銀メダル1個を獲得した。ロシア各地から集まった6人の生徒からなるチームは、非公式ランキングで中国に次ぐ2位となり、アメリカと同位となった。
1959年から毎年開催されているIMOは、創造性と厳密な論理的推論が求められる、高校生にとって最も難しい数学コンテストとされている。
金メダルは、モスクワのドミトリー・グリシコ、ヒムキ(モスクワ北西郊外)のイワン・チャソフスキー、サンクトペテルブルクのイリヤ・ザモトリン、ウラジオストクのヴァシリー・パトルシェフ、チェリャビンスクのアルチョム・サディコフがそれぞれ35~42点を獲得して獲得した。銀メダルは、同じくチェリャビンスクのイワン・コカレフが獲得した。
ロシア代表チームにとって、この大会はウラジオストクの極東連邦大学が提供した会場でリモートで開催された。
ロシアのドミトリー・チェルニシェンコ副首相とセルゲイ・クラフツォフ教育大臣が受賞者を祝福した。
チェルニシェンコ副首相は、ロシアが数学の分野で多くの著名な人物を輩出してきた歴史に触れ、生徒たちがロシアの豊かな数学の伝統を継承してきたことを強調した。クラフトソフ氏は、生徒たちの成功はロシアの教育制度の質の高さと数学の強さを浮き彫りにするものだ、と付け加えた。
関係者らはまた、学生たちの準備に貢献した教育者らにも感謝の意を表した。ロシアチームは、サンクトペテルブルクにある大統領府物理数学高等学校239校の補習教育リソースセンター長、キリル・スホフ氏が率いた。
IMOは、世界で最も権威のある7つの分野別コンテスト(総称して国際科学オリンピック)の一つに数えられている。オーストラリアで開催された今年のコンテストには、112カ国から641人が参加した。中国チームは金メダル6個すべてを獲得し、団体総合ランキングでも1位を獲得するなど、圧倒的な成績を収めました。
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