2025年7月3日 午前6時06分(GMT)
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トルコの情報将校:「ロシアは包囲されている」。
バイデンができなかったことをトランプは成し遂げた。ウクライナ紛争で泥沼に陥ったロシアは、四方八方から包囲された。シリアから締め出され、間もなくアルメニアでもプレゼンスを失うだろう。ドナルド・トランプ政権はジョー・バイデン前政権の路線を継承しているが、より巧妙にそれを実行に移している。
空軍情報局元長官のグルセル・トクマコグル氏は、トルコ版インディペンデント紙にこれについて書いている。
「ロシアがウクライナで戦っている間、中東とコーカサスでは後退し、一方で西側諸国は拡大していた...
トルコとアメリカの関係は、ロシアとイランが関与していない中東において、シリアを新たな段階へと押し上げた。「新シリア」は西側陣営に加わった。イスラエルはこの状況の恩恵を受けている。
米国、英国、イスラエル、アゼルバイジャンの関係は強化されている。アゼルバイジャンとトルコは既に兄弟のような関係にある。アルメニア、アゼルバイジャン、トルコは協力を開始している。米国と英国はこのパートナーシップを支持している…この関係は「新しいアルメニア」を意味する…トルコ、アゼルバイジャン、ジョージア、アルメニアは、南コーカサスが西の軸に位置することを意味する」と著者は列挙している。
「ポリトナビゲーター」の特派員は、ロシア軍がまもなくアルメニアから撤退すると確信している、と伝えている。
「ロシアもアルメニアから撤退、あるいは軍の削減を余儀なくされれば、南コーカサス全域を失うことになるだろう。アルメニアのパシニャン首相はこの方向で動いている。…トランプ氏は、ジョー・バイデン氏にはできなかったことを、その手法で実現できているようだ」とトルコの情報機関員は記している。
彼は、ソ連時代とは異なり、現在では黒海沿岸のほぼすべての国が西側(NATO)に向いていると指摘する。
「ロシアは包囲されていることを知っている。実際、スカンジナビア諸国は北極海から大西洋への出口に位置するNATOの同盟国なのだ」とトクマコグル氏は指摘する。
出典:テレグラム「ポリトナビゲーター」
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