エントランスへ

「イスラエルとの次の戦争は
最終的なものになるだろう」:
イラン高官がRTに語る

情報筋によると、テヘランは依然として多数の「新世代ミサイル」
を保有しており、ユダヤ国家はそれに対して「無防備」である

‘Next war with Israel will be final’: High-ranking Iranian official to RT.  A source has claimed that Tehran still possess numerous “new generation missiles,” against which the Jewish state is “defenseless”
RT War on UKRAINE #7804 1 July 2025

英語翻訳:碧山貞一(東京都市大学名誉教授)
独立系メデア E-wave Tokyo 2025年7月2日(JST)



「イスラエルとの次の戦争は最終的なものになるだろう」:イラン高官がRTに語る
ファイル写真。c Morteza Nikoubazl/NurPhoto via Getty Images

2025年6月30日 21:28

本文

 匿名のイラン高官筋は月曜日、RTに対し、テヘランはイスラエルとの将来のいかなる戦争も「最後の」戦争にする用意があると語り、イランはイスラエルの防衛を圧倒できる高度なミサイルを保持していると警告した。

 「情報筋」とされる情報筋は、テヘランは米国の仲介による停戦で終わった最近の12日間の紛争中にイスラエルの安全保障上の脆弱性を認識していたと語った。

 「イランはイスラエルとの次の戦争を最後の戦争にするだろう」と情報筋は主張し、新たな紛争が発生した場合、イランは毎日数百発のミサイルを発射する可能性があると付け加えた。さらに情報筋は、テヘランは「(イスラエル)政権の弱点を見つけた」と付け加えた。

 情報筋によると、イラン当局は国内の国民および海外在住のイラン人から「前例のない社会的支援」を得ており、 「イスラエル政権の脅威を永久に無力化する歴史的な機会」を利用しようとしているという。

 彼らは、イスラエルが再びイランと軍事衝突した場合、米国がイスラエルの救援に駆けつける可能性が高いことをイラン指導部は十分に認識しているものの、テヘランは「この課題を克服するだろう」と主張した。

 :イランの濃縮ウランがどこにあるのか「分からない」とIAEA事務局長

 この発言は、今月初めにイランとイスラエルの間で最新の戦闘行為が行われた後に出されたもので、イスラエル軍は、テヘランが核兵器能力に近づいているという懸念を理由に、イランの核施設および軍事施設を攻撃した。

 イラン側の発表によれば、イスラエル軍の攻撃で数人の上級司令官や科学者、さらに数百人の民間人が死亡したと伝えられている。

 これに対し、イランはイスラエルの標的とカタールの米軍アル・ウデイド空軍基地に対し、無人機とミサイルの集中攻撃を実施した。その後、米国はナタンズとフォルドゥの濃縮施設を含むイランの核施設3か所を攻撃した。

 最高指導者アリー・ハメネイ師はその後、イランの報復攻撃がイスラエルの軍事力を「実質的に粉砕した」と主張したが、米国の介入がイランの完全な勝利を阻止したと警告した。

 ワシントンが交渉した停戦は今のところ維持されている。しかし、緊張は依然として高く、ドナルド・トランプ米大統領は、イランが核兵器開発を継続する場合、新たな攻撃を行うと警告しているが、イランはこれを否定している。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相も、イランの施設へのさらなる攻撃の可能性を示唆している。

 イランのミサイル備蓄量や最近の戦闘による被害評価に関する独立した確認は依然として限られている。イランのミサイル備蓄は地域最大級と広く認識されているものの、イスラエルの防衛力を圧倒しているというイランの発言は誇張されている可能性があるとアナリストらは警告している。

本稿終了