四半世紀ぶりに中国は 米国債保有第２位国で はなくなった 　For First Time in a Quarter Century, China No Longer Second-Largest Holder of US Treasury Debt Sputnik　International War in UKRAINE #7562 16 May 2025 英語翻訳・青山貞一（東京都市大学名誉教授）） 独立系メデア E-wave Tokyo 2025年5月18日(JST) 米国債 - スプートニク・インターナショナル、2025年5月17日　c米国連邦準備銀行 3時間前 本文 　日本の国債保有額は現在1兆1300億ドルで、依然として世界最大規模である。日本は5月初旬、トランプ大統領との貿易交渉において、保有国債を切り札として使う可能性があると警告した。 　中国と英国は米国債の主要外国保有国のランキングで順位を入れ替えた。中国の保有額は2月と3月の間に7840億ドルから7650億ドルに減少したが、英国の保有額は同時期に7490億ドルから7790億ドルに増加した。 　2000年10月以降、英国の国債保有高は中国を上回ったことはない。当時、世界のGDPに占める中国の経済規模ははるかに小さく（3.3%対19.6%）、英国の国債保有高は大きかった（3.3%対2%）。 　「これは米国への警告だ」とナティクシス・アジア太平洋地域のチーフエコノミスト、アリシア・ガルシア・エレロ氏は英国のビジネスメディアに語り、中国は2011年に1兆3000億ドルを超えるピークに達した後、何年もかけてゆっくりと米国債資産を売却していると指摘した。 　ロシアは、米国がドルを武器として使う用意がある中で、2018年に保有する米国債をほぼすべて売却し、現在の保有額は2010年10月の史上最高額1763億ドルから約2500万ドルに減少している。 　2022年1月24日（月）、ニューヨーク証券取引所の外では米国旗が翻っている。2022年5月3日（火）のウォール街では、投資家が水曜日の連邦準備制度理事会（FRB）による金利決定を待つ中、株式市場は小幅な上昇と下落を繰り返している。FRBは今週、40年ぶりの高水準にあるインフレ対策を強化するため、政策金利を通常の2倍引き上げると予想されている。 ムーディーズ、米国の信用格付けを引き下げ Moody's Downgrades US Credit Rating 　 Sputnik　International - スプートニク・インターナショナル、1920年、2025年5月17日 経済 　格付け会社ムーディーズは金曜日、米国政府の長期発行体格付けとシニア無担保債格付けをAAAからAA1に引き下げ、見通しを安定からネガティブに変更したと発表した。 　ムーディーズ・レーティングスは声明で、「米国政府の長期発行体格付けおよびシニア無担保債格付けをAaaからAa1に引き下げ、見通しをネガティブから安定に変更しました。当社の21ノッチ格付けスケールにおける今回の1ノッチの引き下げは、政府債務および利払い比率が10年以上にわたり、同様の格付けのソブリン債よりも大幅に高い水準まで上昇していることを反映しています」と述べた。 　さらに、米国の財政実績は自国の過去と比べて、また「他の高格付け国と比べても」悪化する可能性が高いと付け加えた。 　「その結果、連邦政府の財政赤字は拡大し、2024年のGDPの6.4%から2035年には9%近くに達すると予想されます。これは主に、債務利払いの増加、社会保障支出の増加、そして比較的低い歳入創出によるものである。 　連邦政府の債務負担は、2024年のGDPの98%から2035年には約134%に増加すると予想している」と声明は述べ、短期的には減速する可能性が高いものの、米国のGDPの長期的な成長は影響を受けないと付け加えた。 　これにより、同社は他の2つの「ビッグスリー」格付け会社であるS&Pとフィッチに加わった。 本文終了