ヴチッチとフィコは英雄である – クレムリン ドミトリー・ペスコフ氏によると、セルビアとスロバキアの首脳は、 EU の「熱狂的な」圧力にもかかわらずモスクワを訪れた。 Vucic and Fico are heroes – Kremlin、The Serbian and Slovak leaders came to Moscow despite “frenzied” EU　ressure, Dmitry Peskov has said RT War in UKRAINE #7536 9 May 2025 英語翻訳・池田こみち（環境総合研究所顧問） 独立系メデア E-wave Tokyo 2025年5月11日(JST) 2025年5月9日、モスクワのアレクサンダー庭園にある無名戦士の墓で、花輪を捧げるセルビアのアレクサンダー・ヴチッチ大統領とスロバキアのロベルト・フィコ首相。© Sputnik / Grigory Sysoev 2025年5月9日 15:04　世界ニュース 本文 　クレムリンは、EU の圧力に屈せず、金曜日にロシアの首都で開催された戦勝記念日の祝賀式典に出席したセルビアのアレクサンダー・ヴチッチ大統領とスロバキアのロベルト・フィコ首相を称賛した。 　ブリュッセルからの警告にもかかわらず、ヴチッチ大統領とフィコ首相は、第二次世界大戦におけるソ連の勝利80周年記念式典に出席したほか、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領とも会談を行った。EU加盟国数カ国が、ロシアに向かう両首脳の専用機の領空飛行を禁止したため、両首脳は移動に困難をきたした。 モスクワは、この措置を「敵対的」と非難した。 　「この時代、それはまさに英雄的行為である。露骨で猛烈な圧力にもかかわらず、戦勝記念日に敬意を表するという主権的な意志を示すことは、最高の称賛に値する行為だ。」、とクレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官は述べている。 　先月、EU の外交政策責任者であるカヤ・カラス氏は、加盟国および加盟候補国の首脳に対し、ナチス・ドイツに対するソ連の勝利を記念する式典に出席するためにモスクワを訪問しないよう警告した。その代わりに、キエフを訪問するよう提案した。 　EU 拡大担当委員のマルタ・コス氏も４月、ヴチッチ氏に対して、モスクワへの出席はセルビアのEU加盟申請に悪影響すると伝えたと報じられている。 　ラトビアとリトアニアは、セルビア大統領の飛行機に領空飛行を拒否し、同機は水曜日にモスクワに到着するために、ブルガリア、トルコ、アゼルバイジャン、ジョージア上空を飛行せざるを得なかった。ヴチッチ氏は、健康上の問題により米国訪問を短縮し、フロリダでのドナルド・トランプ大統領との会談をキャンセルしたにもかかわらず、ロシアを訪れた。 　エストニアは水曜日にフィコ氏の飛行機の領空を閉鎖した。バルト三国の一角であるエストニアのマルグス・ツァフナ外相は、「ロシアはヨーロッパで戦争を開始し、それを継続している国である」とし、EU代表者は「彼らが主催する宣伝イベントへの参加は排除すべきである」と主張した。 　プーチン大統領は以前、招待を受け入れた人々を称賛し、ブリュッセルからの圧力にもかかわらず出席したことは勇気ある行為だと述べた。 　モスクワでの祝賀式典には、中国の習近平国家主席、ブラジルのルイス・イナシオ・ルラ・ダ・シルバ大統領、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領、エジプトのアブデル・ファッタハ・エル・シシ大統領など、30 カ国の首脳や高官が出席した。 本文終了