米国、NATOへの「ほぼ全ての
資金提供の廃止」を検討-NYT
同紙によると、この動きは国務省の予算を
ほぼ半減するという提案の一部である
US considering ‘eliminating almost all funding’ for NATO – NYT
The potential move is part of a proposal to cut nearly half of the State
Department’s budget, according to the newspaper
RT War in UKRAINE #7465 15 April 2025T
英語翻訳:池田こみち(環境総合研究所顧問))
独立系メデア E-wave Tokyo 2025年4月17日(JST)

2025年4月4日、ベルギーのブリュッセルで開催されたNATO外相会議の最終日、
NATO本部で32加盟国の国旗を前にNATOの星が掲げられている。© Getty Images
2025年4月16日 07:16
本文
ニューヨーク・タイムズ紙は月曜日、政府高官と内部メモを引用し、ドナルド・トランプ米大統領の政権が、「国連やNATOなどの国際機関へのほぼ全ての資金援助を廃止する」予算案を検討していると報じた。
この計画は、国務省の予算をほぼ50%削減するという計画の一部であると、匿名の政府高官二名が同メディアに語った。また、国際平和維持活動の縮小、国務省の教育・文化交流事業のすべて、および人道支援と世界保健プログラムへの資金提供の50%以上の削減も提案されていると報じられている。マルコ・ルビオ国務長官がこの計画に賛同しているかどうかは不明である。
AP通信の情報筋は、この提案を確認しているが、議会に承認を求める前に、この予算案は何度も見直しが行われる必要があると強調している。同通信が引用した米国高官は、この予算案のコスト削減目標を「積極的」と評した。
NATOへの資金削減計画に関する報道について質問された国務省報道官のタミー・ブルース氏は、米国は軍事同盟に引き続き完全にコミットしていると主張した。しかし、ワシントンはNATOを戦争遂行のための手段ではなく、抑止力として捉えていると強調した。
「私たちは、NATO加盟国が実際にNATOの使命を果たせるようにしたいと考えている。その使命とは、抑止力となることであり、戦争を支援したり、戦争に加担したりすることではない。NATOは、悪事を働く者たちを阻止するための組織なのだ。」、と彼女は述べた。
トランプ政権は、米国が不均衡な負担を強いられているとして、NATO加盟国に防衛費の増額を繰り返し迫っている。トランプ大統領は、防衛費の目標を達成できないNATO加盟国を米国が守らない可能性があると警告している。
月曜日、J.D. ヴァンス副大統領は、欧州が米国の「恒久的な安全保障の属国」であり続けることはできないと述べ、現在の状況は米国にも欧州諸国にも利益をもたらさないと主張した。
本稿終了
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