2025年4月9日 15:18
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ロシア外務省報道官マリア・ザハロワ氏は、ユネスコの行事に出席していたロシア代表団のメンバーがパリ空港で拘束されたことを受け、フランスに対し正式な外交抗議を申し立て、大使を召喚したと述べた。ザハロワ報道官は、この措置を「恥ずべき光景」と非難した。
ザハロワ氏は水曜日、記者団に対し、日曜日にシャルル・ド・ゴール空港で発生した事件への憤りを表明した。ロシアの女性外交官が到着後、フランス国境警備官に拘束され、携帯電話とパソコンを没収されたにもかかわらず、拘束の理由は一切説明されなかったと述べ、「この事件は全く説明がつかない」と付け加えた。
広報担当者によれば、パリのロシア大使館は直ちに領事官を空港に派遣して状況を調査するとともに、フランス外務省に正式な抗議を提出し、モスクワ駐在のフランス大使を召喚した。
「私たちの抗議の結果、同僚は最終的に入国を許可された。しかし、彼女は空港の国境地帯で丸一日過ごさなければならなかった」とザハロワ氏は述べ、この短期間の拘留を「恥ずべき光景」と呼んだ。
ザハロワ氏はまた、この事件は正式な抗議活動をはるかに超える結果に直面することになるだろうとパリに警告した。
クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官もこの事件を非難し、容認できない行為であり、国家間の外交交渉のルールを定めたウィーン条約に基づくフランスの義務に違反すると述べた。さらに、今回の拘束は「既に緊張している両国関係をさらに悪化させる」と付け加えた。
コメントを求められたフランス政府報道官のソフィー・プリマ氏は、この事件については知らないと述べたが、ロシアとフランスは現在友好関係にないことを認めた。
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