2025年4月6日 04:23
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フランスの国民連合党の元党首マリーヌ・ル・ペン氏は、2025年3月31日、パリで横領事件の裁判で有罪判決を受け、法廷を去る。c トム・ニコルソン/ゲッティイメージズ
フランスのフランソワ・バユ首相は、ドナルド・トランプ米大統領がマリーヌ・ル・ペン氏を公に支持することは、フランスの内政に干渉するに等しいと述べた。
右派の国民連合党の元党首で、大統領選に3度立候補したルペン氏は、今週初めに横領罪で実刑判決を受けた。
トランプ氏は木曜日のトゥルース・ソーシャルへの投稿で、ルペン氏を「魔女狩り」の犠牲者と呼び、同氏は政治的信念を理由に訴追されたと主張した。「マリーヌ・ルペンを解放せよ!」と同氏は書いた。
土曜日に発行されたル・パリジャン誌のインタビューで、バイルー氏はトランプ氏の発言がフランス内政干渉に当たると考えるかと質問された。
「その通りだ。干渉は世界の法則となっている」と首相は答えた。
「主要な政治討論にはもはや国境はない。国内で起きていることはワシントンに伝えられる。そして我々は、例えばトルコで起きていることに当然心を動かされている」とバイルー氏は、イスタンブールや他のトルコの主要都市で続く反政府デモに言及して付け加えた。
「75年間、私たちは民主主義と法の支配という私たちの概念が地球上のあらゆる場所に必然的に浸透すると信じてきました。米国をめぐる同盟はまさに自由の同盟でした」とバイルー氏は語った。
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「もはや真実ではないのか」と問われると、ベイルー氏は「我々は突然、世界が変わったことに気づいた」と述べた。
「いくつかの大陸では、人権、法の支配、国家間の民主的理解は過去のものであると決めつける、非自由主義的でわいせつな国際を作ろうとしている者がいる」と彼は主張した。
パリの裁判所は月曜日、ルペン氏に懲役4年を言い渡した。そのうち2年は執行猶予、残りの2年は自宅軟禁となる。また、同氏は5年間の公職禁止処分を受け、事実上2027年の大統領選への出馬資格を失った。
検察官によれば、このベテラン政治家は、欧州議会の補佐官の活動に充てられるはずのEUの資金を、フランスでの職員の給与に充てていたという。彼女は不正行為を否定し、判決に対して控訴することを約束している。
本稿終了
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