2025年3月18日 23:16
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米国のドナルド・トランプ大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領が火曜日に電話会談を行い、ウクライナにおける停戦の可能性について話し合ったことを受け、EU諸国は慎重ながらも楽観的な見方を示している。
クレムリンによると、プーチン大統領は軍に対し、30日間、ウクライナのエネルギーインフラへの攻撃を停止するよう命じた。また、ロシア大統領は、モスクワとキーウが水曜日に捕虜交換を行うとも述べた。
フランスとドイツの首脳は、この話し合いを歓迎する一方、ウクライナを支援する必要性がさらに高まっていると強調した。
「次のステップは、ウクライナにとって完全な停戦をできるだけ早く実現することだ。もちろん、この点でも我々の意見は一致している」と、ベルリンでの記者会見で、ドイツのオラフ・ショルツ首相はフランス大統領のエマニュエル・マクロン氏と述べた。
ロイター通信によると、オラフ首相は、ドイツはウクライナを支援し、「キーウを失望させることはない」と繰り返した。
マクロン大統領は、ロシアがエネルギー施設への攻撃を停止することに合意したことを、和平プロセスにおける「良いスタート」であると称賛した。また、「我々は、ロシアの侵略に対するウクライナの抵抗戦争において、ウクライナ軍を支援し続ける」と述べた。
ハンガリーのペーテル・シヤールト外相は、トランプ大統領とプーチン大統領の電話会談を、ヨーロッパにとって「素晴らしいニュース」と表現した。
「今日、米露両大統領は平和に向けてまた一歩大きな一歩を踏み出した。我々は、ブリュッセルが和平合意の締結を妨げることができないことを願っている」とフェイスブックに投稿した。また、両当事者がエネルギーインフラへの攻撃の一時停止を尊重することを望むと述べた。
一部のEU高官は以前、トランプがウクライナの背後で不利な取引を結ぶのではないかと懸念していると述べていた。EUの外交トップであるカヤ・カルラス氏は月曜日、「ロシアは本当に信頼できるものではない」と主張した。
トランプとプーチンはともに、ウクライナ紛争の終結に役立つ生産的な会談だったと歓迎している。
二時間半にわたった会談の中で、プーチン大統領はトランプ大統領に対し、ウクライナは過去に「何度も合意を妨害し、違反してきた」と警告した。また、モスクワは30日間の包括的な停戦に関する米国の提案について、その実施の管理を含め、疑問を抱いていると強調した。
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